226話 ページ40
「結局何も見つかりませんでしたね」
『なんかごめんね
付き合わせちゃって』
と申し訳なさそうにしているA
「そんなことないアルヨ
それに前に銀ちゃんも記憶喪失なってたネ
Aもきっと思い出すアル!」
『……そうだよね
ありがとう、神楽ちゃん』
と笑いながら言うA
「お前らチャーハンできたぞ
取りに来い」
「あ、Aさんのは僕が取ってきますね」
『ありがとう、新八くん』
神楽達は立ち上がり花蓮や梓からチャーハンを受け取る
「どうぞ、Aさん」
『ありがとう
(片腕がないと迷惑かけちゃうな)』
なんてしょんぼりしてるA
目の前に座った梓もしゅんとしてしまう
「なーにしみったれた顔してんだ」
『え、あーなんかごめんね』
と苦笑いして誤魔化すA
そんなAと梓の頭をぽんと手を置く
「謝んな、ほら早く食うぞ」
と言う銀時
全員いただきますと言い銀時の作ったチャーハンを食べていく
『おいしい……』
「だろ?」
『万事屋さん料理上手いんですね』
「まぁな」
とドヤ顔をする銀時にすごいねと笑うA
「ほんと2人とも仲良いわね」
「ま、恋人だからな
あ、でもお前が嫌なら恋人はやめるけど」
『え?あー、えっと……その……』
と言葉に詰まるA
それに周りも段々静かになっていく
『……でも私記憶ないですし
万事屋さん……銀さんに迷惑かけてしまうようなきがして』
「んな事気にすんな」
「そうですよ
むしろ僕らがいいんですかって感じですよ」
「ほんとそうネ
銀ちゃんにAは勿体なすぎるヨ」
「確かにご主人様に銀さんはもったいないかも」
「私はお似合いだと思うわ
それに一番大事なのはAちゃんの気持ちだよ?」
『私の……気持ち………
私はよく分からないですけど
万事屋さんと一緒にいると楽しいしなんか心臓うるさいし
これが好きってことなんですよね?』
と銀時の目を見るA
ストレートな言葉に銀時は照れて頭をかく
「これはあれだね
何回記憶がなくなっても同じ人を好きになるっていうドラマみたいにロマンチックね」
とニヤニヤしながら言う花蓮
他の3人もニヤニヤしている
「お前らその顔やめろ」
と銀時が言うがやめるわけもなく更にいじっていく4人だった
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2020年7月11日 21時