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224話 ページ38

『万事屋の皆さん、1つ聞いていいですか?』

「ん?なんだ?」

『私って強いですか?』

と聞くA
その質問に3人は顔を合わせてAを見て答える

「確かにAさんは強いです
とても強いです」

と新八が言うとAはそうですかと言い顔が曇る

「だけど甘い物が好きで銀ちゃんといるとただのどこにでも女の子になったり私たちの事大事に思ってくれるお姉さんアル」

「それと守りたいもんのために闘える優しい心も持ってる
だからお前は強いんだ
それに皆が言う山南Aになろうとしなくていい」

と3人が言うとAのめから涙があふれる
それに戸惑うA

『私真選組でみんなに頼られてる人で自分に自信がなかったんです
でも皆さんの言葉で救われたような気がします
ありがとうございます』

と涙を拭い笑顔でそういうAに3人も笑顔になる

「お易い御用ネ!
なんならあんなチンピラ集団辞めてこっち来るアル」

「お、それはいい考えだな神楽」

『それは出来ません』

「どうしてですか?」

『この腕が無くなった時に出血多量で死ななかったのはあの人達のおかげですし
なにより私あそこを離れたくないんです
なんでかは分かりませんが』

と考え出したA
そんな彼女の頭を銀時が撫でる

『万事屋さん?』

「いや、記憶がなくてもお前はあそこが好きなんだなって」

「あんなむさくるしい所のどこがいいアルカ?」

『さぁ、言われてみれば物騒だしね』

「じゃぁやっぱ万事屋に来てくださいよ」

と新八に言われるがAは少し考えて一つの答えをだす

『それじゃぁ私の記憶が戻るまで依頼としてなんてどうですか?』

「やったネ!
今日からAも一緒アル!」

『よろしくね、神楽ちゃん、新八くん、万事屋さん』

とAが3人に言うとよろしくと3人も笑って見せる

「っていうかなんで俺だけ万事屋さん?
恋人なんだから銀時あ、でもAが銀さんとか銀ちゃんとか呼ぶのもなんかいいな」

「気にしなくていいですよ
銀さん、今のAさんは記憶が無いんですから変なこと言わないでください!」

「ほんと銀ちゃんはAの事になると気持ち悪いアルナ」

『ほんとおかしな人達ばかりですね、この町は』

と目の前の会話に思わず笑ってしまうAだった

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年7月11日 21時

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