147話 ページ8
『あれ？まだ手錠付けてたの？
仲良しだねー』
｢仲良しだねーじゃねぇよ！
お前鍵もってこいって言ったよな｣
と怒っている土方と銀時
Aは面倒くさそうに適当にあしらっている
『でも2人であれだけの人数やったんでしょ？
結果オーライじゃん
それに鍵総悟に渡したけど』
｢いやーなかなか会えなかったんでさぁ｣
と白々しく言う総悟
『総悟そろそろ取ってあげて』
｢らーじゃ｣
とAの言うことを聞いて手錠を取る総悟
｢今回はAの可愛いメガネ姿見たから許すけど次したら許さねぇからな！｣
｢始末書じゃすまねぇぞ｣
｢まぁまぁ終わり良ければ全て良しでしょう
結果オーライってことで｣
『そうだねー
それに僕今日外に出るつもりなかったんだから鍵を持ってきたことに感謝してほしいよ』
｢そうでさぁ
俺も忘れてやしたし｣
｢お前は黙ってろ｣
｢もしかしてお宅らまだAに書類仕事押し付けてんの？
そろそろ銀さん怒るよ！｣
『今日してたのは僕が気になってただけだから
でも普段から押し付けるのはやめて欲しいな』
｢そんなことより｣
『そんなことより!?』
｢どーします？旦那しょっ引きましょうかィ？
確か公務執行妨害と警官侮辱罪じゃなかったでしたっけ？｣
『何したの？』
｢成り行き？｣
「やめとけ総悟
当分そいつの顔は見たくねえや」
煙草の煙を吐き出しながら溜息混じりに言ったトシ
Aはつまんなそうに話を聞いている
「バカヤロー！それはこっちの台詞だ！」
チッと舌打ちを残して反対方向に去って行く銀時
「やっぱり仲が良いですねィお二人とも」
『だねー
それになんか2人似てるよね』
｢なんかわかる気がしやす
それはそうと何を調べてたんですかぃ｣
『やばい薬をね
吸った時に意識を失い目が覚めた時に見た人物の言いなりになる』
｢副作用で記憶の1部が無くなるんでしたっけ？｣
『そうそう
ホント厄介だよ
一定期間で治るとは言っても忘れるなんて辛すぎるよ』
｢女性を狙ってラブドールにしようって魂胆でさぁ
姉貴も気をつけてくだせぇ｣
『大丈夫だよ
僕にそれだけの価値はない
それにそんなことされる前にボコボコにするさ』
｢そうですかぃ
(価値はありやすけどね)｣
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2020年6月17日 21時
