167話 ページ28
「ご主人様が作ったものの方が美味しいですけどここのご飯も美味しいですね」
『だよねー
僕屯所のご飯好きー』
「俺もっす」
とA、梓、カズは横並びでご飯を美味しそうに食べている
「でもなんで目の前でご飯を無駄にするような事目撃しながら食べないといけないんですか?」
と目の前でマヨネーズが大量にかかった物を見ながらうえーと言う梓
Aはまぁまぁと落ち着かせる
「そうでさぁ
子どもの前で犬の餌食うのは教育に悪いでさぁ」
「ですよね、総悟さん」
「はぁ!?マヨネーズバカにすんなよ!」
と梓のご飯にかけ次は総悟のにかけようとした時Aがその手を止める
『トシ、それ以上はやめな
ほら梓僕のと交換しよっか』
「姉貴は優しさの塊でさぁ
こんなニコチンマヨラーなんかより副長に相応しいでさぁ」
「そうですよ
V字前髪にはもっと別の仕事がお似合いですよ」
『まぁまぁ副長も総長もほぼ立場同じだよ
そんな事より2人いつの間に仲良くなったの?』
と大量のマヨネーズに耐えながらそう聞くA
「Aさんが部屋に戻った後土方殺し隊って言って土方さんにバンバン攻撃してましたよ
ほんと土方さん大変ですね」
『でもまぁ楽しそうだからいっか』
「ですね」
『やっぱり女の子には笑顔が1番だよ』
と沖田と共にいたずらっ子のように笑う梓にAは嬉しそうに目を細めた
「それにしてもこの子写真ではもっと無愛想でしたよ
先週会った旦那も無愛想なやつって言ってましたし」
『あの子の中できっと何かあったんだよ』
「何か言ったんですか?」
『僕はただ一緒にバカやればいいって言っただけだよ
それがあの子にとっては鎖を解く鍵だったのかな』
と言った後になんてねと笑うA
それにカズはやっぱりAさんは凄いななんて思っている
「どうしました?ご主人様、カズさん」
『んーいや可愛いなーって』
と子を見る親のような表情でそう言うA
「ご主人様の方が可愛いですよ」
『へ?』
と不思議そうに言った梓に少し顔が赤くなるA
それに沖田とカズはそんなAを見ている
『あんま見ないで、その、恥ずかしい』
「総悟さんこれがギャップ萌えって言うやつですか?
普段はしっかりしてる人がこうも照れたら可愛いのですね」
「さすが梓分かってるじゃねぇですか」
『え、何?梓もドS側!?
Aさん悲しいよ!』
と梓の肩を掴んで違うよね!とぶんぶん揺らしている
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2020年6月17日 21時