【銀魂】真選組総長は元攘夷志士Part4 (ページ23)

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162話ページ23

『ここの生活にも慣れた？』

｢はい
ここの人達は私が思ってる以上にいい人が多いです｣

『でしょ？
だからこの江戸を大切な人達に守られるだけじゃなくて守りたい』

と傍に置いてあった刀を握り空を見るA
その目はキラキラしており梓には眩しい
変な人だなんて何回目かも分からない程にそう思う梓

『よし、稽古しよっか』

｢はい｣

と梓が剣を握りたいという言葉で始まった稽古を始めようと準備をする
だがAのケータイにかかってきた1本の電話でその手は一旦止まる
先に梓を道場に行かせ梓が行ったのを見届けてから電話をとる

『もしもし山南ですけど』

｢あ、Aちゃん！
ようやく出てくれた
トシも総悟も見回り行ってるしカズは仮眠してるしで頼る相手が｣

とほぼ泣いてなんて言ってるか普通の人には分からない程べそをかいている近藤
Aはこの人大丈夫かな？なんて思いながら話を続ける

『すいません気づいてなくて
それでどうかしたんですか？』

｢なんかひゃっかって言う人達と万事屋が来てて資料室に入ろうとしてるんだけど！
どうしたらいいの？｣

『近藤さん、百華と真選組は地下と地上の警察と番人って言ったしそう言う書類もだしましたよね』

｢え、あれひゃっかって読むの？
ひゃくはなじゃないの？｣

と言う声に僅かに銀時の声でお前バカだろと言っているのが聞こえる

『あんたが真選組局長ってやばいよ』

なんてAも小声で言う
それに近藤は酷くない!?と言うが気にせず話を進める

『近藤さん銀時に変わってください』

｢分かったよ｣

なんて言い銀時にケータイを渡しているであろう近藤

｢Aやっぱりこいつヤベーよ
真選組なんてやめて万事屋来いよ｣

『何回言われても答えは同じだよ銀時
それで、なんで真選組に？』

と吉原に今薬が横行していると聞くA

『なるほど
手伝いたいのは山々だけど
僕も今調べてるのがあるからな
それに今日は梓に稽古つけなきゃだし』

｢わーってるよ
だから資料だけは一丁前に揃ってるここに来たんだ？｣

と言う銀時に近藤がバカにするなら帰れなんて言ってるのが聞こえてくる

『はぁ
それに僕は吉原では真奈として過ごさないといけないし目立つ
だから今回は手伝えない
ごめんね月詠ちゃん』

｢大丈夫でありんす
主も仕事頑張るんじゃぞ｣

『僕真選組やめて百華に入りたい
むしろ銀時やめて月詠ちゃんの彼女になりたい』

というAに近藤と銀時は声を合わせてそれだけはやめて！と叫んだ