99話 ページ9
『とりあえずカズは今日もう寝な
隈、すごいよ
後は僕に任せて』
「後ちょっとなんで全部やってから寝ます
それにAさんまだ完治じゃないんでしょう
貴方の方が休むべきです」
『え、あ、そう?
わかったよ
でも無理しすぎないようにね』
と圧に負け仕方ないかと布団を敷きお風呂に入る用意をする
『(傷のせいで今までお風呂入れなかったし
楽しみだな
それにもうほぼ傷治ってるしいいよね)』
とタオルや下着を置き着ている服を脱いでいくA
包帯をするりと解く
うっすらと血が着いておりゴミ箱に捨てる
『(いやいや血なんかついてないついてない
大丈夫大丈夫
うん、はいろう)』
とお風呂の中に入り少し冷たい水で体を流す
傷に染みるが気にせず水を桶に入れている間にシャンプーで髪を洗う
『(刀の手入れしないとな
結構無茶しちゃったし)』
と考えながらシャンプーの泡を落としリンスを取る
その間短いって案外楽だななんて能天気なことを考え
桶に入れていた水にボディーソープをいれとかす
『(そう言えば最近昔の夢みないな
別に見たいわけじゃないけど)』
と薄めたボディーソープで体に流すA
若干傷に染み痛いが耐えられる痛さだった
『(まぁこれぐらいなら大丈夫でしょ
紙で指切ったぐらいの痛さだし)』
と体についたものとリンスを洗い流す
暖かい湯船に浸かる
『(あったまるー)』
と鼻歌を歌いながら体を温める
数分してからお風呂からでて体を拭く
『包帯包帯っと』
と新しく持ってきていた包帯を適当に巻き下着を着て部屋に行き着物を着る
『(ほんと部屋の隣にお風呂あるの助かるな)』
とお風呂のドアをパタンと閉め
電気を消し布団に入る
そこからは一瞬で眠りについた
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2020年6月3日 21時