【銀魂】真選組総長は元攘夷志士Part3 (ページ21)

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111話ページ21

｢おい、A万事屋が風邪ひいたらしいぞ｣

『バカは風邪ひかないんだよ』

｢動揺が見えてんぞ
…心配なんだろ今日は休みにしてやるから行ってこい｣

と言われるとAは真顔になり

『いや、僕がいないと仕事回らないじゃん
屯所の書類ほぼ僕がやってるんだよ
ふざけてんの？』

と言う
それに土方は引きつった笑顔になる

｢総悟にもやらせる｣

『ちゃんとしてね』

と言うと土方は部屋を出ていきAは着物に着替え財布を持ってコンビニに行く

『(とりあえず色々買った方がいいよね
でも今思ったら新八くんいるし大丈夫じゃ
あ、どうしよう急に行きたくなくなってきた

でももう夕方だし新八くん家に帰らないとだもんね
うん、大丈夫だ
何も恥じることなんてないぞA)』

と自分の中で言い聞かし万事屋へ向かっていく

『ごめんくださーい』

とインターホンを鳴らすが一向に来る気配がない
もう1回鳴らすが誰も出てこないのでそーっとドアを開けると銀時がでようとして途中で力尽きたのか倒れている

『銀時！！
大丈夫！？』

と頑張って肩に手を回させ歩かせる
寝室まで連れていくと新八と神楽も冷えピタを貼って眠っている

『2人も？』

｢頑張って俺の代わりに仕事してくれてな
それと出られなくてごめんな｣

『いや、大丈夫だよ
2人とも頑張ったね
ゼリーとか一応買ってきたから冷蔵庫に入れとくね』

と寝ている2人に優しく笑いながらそう言ったA

『ほら銀時も早く寝転んで目閉じてて
それと晩ご飯食べた？』

｢誰も作る元気なんてねぇよ｣

『それもそうだね
とりあえずお粥作るからそれまでゆっくりしてて』

と言われふらふらしながら自分の布団に寝転ぶ
Aはそれを確認してから髪を結びお粥を作り始める

｢いい匂いがするアル｣

『神楽起きてきたのね
食欲ある？』

｢ありありネ｣

『なるほど
とりあえずお粥はできたから新八君と銀時起こしてくれないかな
あとお皿とかスプーンとか出しててくれないかな』

｢分かったネ！｣

と今度は卵をだしオムライスを作っているA
その間に3人ともお粥を分けて食べている

｢美味しいネ｣

｢めちゃくちゃ食べやすいです｣

｢流石だな｣

『喜んでもらってよかったよ』

と言いながらオムライスをお皿にうつしスプーンどこだと探している

｢ここだよ｣

と後ろから覆い被さり引き出しを引く

『ありがとう』

と笑うと銀時の顔は1層赤くなった

｢じゃぁ俺もう寝るわ
(あっぶね)｣