107話 ページ17
「Aさんはお客さん見ましたか?」
『いや、まだ見てないよ
確か総悟のお姉さんだっけ?
だから総悟最近仕事頑張ってたのね』
「結構なシスコンでしたよ
人格変わってましたよ
多重人格ですよ」
『そうなの?
例えば?』
「一人称が僕で
とにかく従順な弟って感じでした」
『普段もそうならいいのに
あ、でも調子狂うからやっぱいつも通りでいいや』
「ですね」
と少し溜まった仕事をこなしながらそう話している2人
そんな時1本の電話がAのケータイにはいる
『総悟?
もしもしどうしたの?』
【今すぐファミレスに来てくだせぇ
カズも一緒だと嬉しいっす】
『分かったよ
今から行く』
「どんな要件だったんですか?」
『ファミレスに来いだってさ
ちょうどお腹も空いてきたし休憩にしよっか』
「ですね」
と2人はファミレスへと向かった
『銀時何してるの?』
「いやAこそ何してんの?」
『僕は総悟に呼ばれて』
「姉上!信頼している上司の山南Aさんと
仲の良い仕事仲間の一ノ瀬和樹くんです!」
「漢字違うぞ
確かにカズだから漢字で書かれることないけどさ
和樹じゃなくて和哉だから」
「お前そんな漢字だったんだな」
「チョコレートパフェです」
「あ、コーヒーください
ブラックで」
『じゃぁ僕はこのパンケーキください
あと銀時、それ1個ちょーだい』
「おう、いいぜ」
と1個をミツバの隣に座っているAに渡す
1個づつペロリと食べる
ラスト1つをタバスコを持ったミツバがするりと自分の方へ滑らし思いっきりかける
『(うわぁやばー
deathってしかもドクロ)』
「総ちゃんがお世話になっているので私がとびっきり美味しい食べ方をお教えします
辛いものはお好きですか」
『(銀時ドンマイ)』
「コーヒーとパンケーキです」
『あ、ありがとうございます』
と受け取りミツバが銀時と話している隙に出されてものを全て食べ切るA
カズも銀髪可哀想になんて目線を向けながらコーヒーを飲んでいる
「(お前らも後で覚えとけよ)」
なんて考えながら激辛パフェをほうばる銀時
口から火が出るほど辛かったらしく水をがぶがぶ飲んでいる
『銀時、大丈夫
なんかごめんね』
「お前はいいけどストーカー君は許さんからな」
「なんでだよ」
「優雅にコーヒーなんてもの
しかもブラックってお前どんだけカッコつけたいんだよ!」
「美味しいだろが」
『2人ともやめな
バカですいません』
「いえ、楽しそうで嬉しいです」
と上品に笑った
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2020年6月3日 21時