【銀魂】真選組総長は元攘夷志士Part2 (ページ9)

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52話ページ9

Noside

「旦那あれって」

「面倒なことが起きる前に早く行くぞ」

「旦那、もうAの行った場所なんて見えねぇから分かんねぇぞ」

「攘夷党の奴らのアジトの場所なら大体は検討がつく」

「早く行くぞ」

「この刀はなんだ？全く普通の刀じゃねぇか」

そしてあたりには悲鳴が響きその音と共に現れた人

『そりゃそうだだって俺はここにいるからな
主のお兄さん』

「お前は！」

『お前の[憎むべき相手]の夜桜だ
早く俺の本体返してもらえないか？』

「それはできんな」

『…なら力ずくで奪うまでだ』

「刀のないお前に何ができる」

『できるさ
……他人の刀を取ればな』

「お前体術まで!?」

『主がな強くなるために体術まで手を出すようになったんだよ』

「はぁ？」

『だから俺に負けないために強くなったんだ
それに俺はお前がどんなやつか分かるぜ
なにせ1回触れたからな』

「やめろ」

『お前はただの死にたがり』

「やめてくれ！」

『妹を恨んでばかりで妹を殺して自分も死のうと考えている
違うか？』

「だったらなんだ！そりゃ憎いさ
俺の……俺達の親を殺したんだ
あの日からお前がいやAが憎い」

『だから言っただろお前の憎むべき相手はこの俺夜桜だ
なぜ主を恨む？あれはお前らが弱すぎたことで起こった事件だ』

「うるさい！」

『妹と兄が弱いせいで親は死んだ』

「黙れ！」

『お前らが親を殺した
だがそれは間接的な問題だ
直接的には俺が殺したんだぞ
それなのにお前はなぜ自らの妹を恨む
お前は分かってるはずだ』

「やめてくれ」

『今でも俺に勝てないから主を恨む
そうだろうお兄さんよー』

「うるさい!!」

『やっと斬りかかったか』

「お前もしかして」

『俺は主のことを気に入っちまったみたいだ
あと刀返してくれてありがとうな』

その後ドタドタと足音が聞こえてきた
その数は5か6くらいある

「おい！A大丈夫か!?」

『…それでお前は誰が憎いんだ？』

「俺はお前が憎い」

そして彼女の目は青が混じっていき次第に紫になった

「お前目の色がまだ夜桜なのか？」

『いや違うよ僕はれっきとした山南…いや荒川Aだ』

「完璧に使えるようになったんだな」

『どうやら僕を認めてくれたみたいだ兄さん』

「またその刀壊しに来るさ
もっと強くなってな」

『僕も強くなりながら待ってるよ』

そうして目は元の青色へと戻った

『それにしても暴れすぎだよ
また病院送りじゃないか』

そう言い彼女は倒れ、兄は姿をけした