89話 ページ48
『カズ、どうだった?』
と部屋にやってきたカズにそう聞くA
それにカズは地図をだし下におき言った場所に指をさす
「この辺りでは見つかりませんでした
ほんとに高杉さんいるんすかね」
『あいつは絶対いる
それにわざわざ銀時に会ったんだ
何かしら理由があるはず』
「それもそっすね
明日はこっちの方行ってみます」
と言っていない場所に丸の印を入れる
「Aさんの方はどうっすか」
『最近の辻斬りは人斬り似蔵の仕業ってこと以外は
ご飯食べたら見回りに行こうと思ってる』
「俺も行きます」
『ありがとう
それじゃぁご飯食べに行こっか』
と地図や資料をまとめAの机の上に置き食堂へと向かう2人
『(晋助は一体何をしようとしてるの?)』
「(俺がAさんを守らないと)」
『「ご馳走様でした」』
「それじゃぁ行きますか?」
『そうだね』
と立ち上がりおぼんを返して部屋に戻ろうとするとそこにご飯を食べに来た近藤がやってくる
「どっか行くのか?」
と言われ2人は動揺するがAはすっと答える
『これから2人で飲みに行ってくるよ』
「2人とも明日休みだもんな
でも飲みすぎはダメだからな」
『はい!』
と笑い早足でその場を後にする
「Aさんよくそんなこと言えますね」
『まぁ慣れてるからね』
「こういうこと良くするんですか?」
『攘夷浪士だろうと真選組だろうと許せないものは許せないんだよ
無知な人が関係ない人が巻き込まれるのは違うでしょ?』
「そうですね
(そう言う真っ直ぐなところかっこいい)」
『それに私天人あんまり好きじゃないし』
とぶっちゃけて言うAに2人は顔を合わせて笑う
「お楽しみのところすまない
山南A殿とお見受けする」
『貴方が辻斬りの人ですか
派手に動き回った甲斐があります』
と振り返り刀に手を触れる
カズも警戒し刀に触れる
『カズ私に何かあったらすぐ逃げて
あいつはやばい』
「戦ってくれるとは光栄だね
俺も相棒も強者の血を欲しててね
それにあんたは生きて捕らえろって言われてるんだ
殺しはしねぇ」
『それは光栄だ
だけど負ける気も捕まる気もない』
と言うと似蔵が斬り掛かるがAはなんとか受け流す
『その刀は』
と目が紫になったAがそう言う
その目線には右腕と一体化してる似蔵
『カズ!にげろ!』
「Aさん!でも」
『はやく!安全な所に!』
とギリギリの防御をしながらそう言うA
カズは応援呼んできます!と言い走っていく
23人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年7月24日 17時