61話 ページ18
「Aちゃん1つ話があるんだけどいいかな？」
そう小声で言う近藤さん
そんなにバレたらまずいことなの？
だったら僕も小声でいくべきか
『どうしたの？近藤さん』
「Aちゃんに話したい人がいるらしい」
『話したい人？』
「ここに来てほしいだとさ」
『え、ここって』
「違う星みたいだけどいいかな？」
『まぁいいですけど』
「俺も行っていいっすか」
少し迷う
だってもし晋助だったとしたらと考えると怖い
だけどカズならもう大丈夫かな
『……僕はいいよ』
「ならいいかな」
『なら急いでいこうか』
「そうですね」
『ところで話したい人って誰だろう』
「あ、そう言えばこの手紙」
『ありがとう近藤さん』
「誰なんですか？」
【おまんに渡したいものがある
坂本辰馬】
「坂本辰馬？」
『昔の仲間だよ』
「それなら俺は行かなくても」
『途中まで来て欲しい』
「なら行きます」
『とりあえずコンタクト買わして』
コンタクトがないのは辛い
眼鏡似合わないし
「分かってますよ」
「あれれ？ストーカーくんとAじゃん
それに新八の言ってたAの眼鏡かけてる姿見れて何よりだ」
『よりによって銀時に会うとは』
「え、なんで嫌そうなの!?銀さん泣いちゃうよ」
『眼鏡似合わないからコンタクトにしてるのに』
「そんなことないぜ
似合ってるぞ」
「そうですよ
Aさんはなにしても可愛いんですから」
なに!?え、照れるんですけど
バレないように下を向こう
うん、それが得策だよね
「え、照れてんの？可愛いなー」
さらに追い打ちをかけてくるのやめて!?
「これは写メっとかないと」
なんで写真撮るの!?
『もうやめて(涙目)』
「泣きそうになってるじゃん
ごめんって」
「そうですよ旦那もうやめてください」
「あのー刀出てきたじゃん!?
怖いんだけど」
『銀時のバカ』
そう小さな声で言った
あー良かった聞こえてないみたいだ
「Aさんは今からコンタクト買いに行くんです
そこどいてください旦那」
『もういいよカズ
また今度買いに行こう』
「え、いいんですか？」
「眼鏡のA見れたしいいや」
ちょっと待てよ銀時に眼鏡付けたらどうなるんだ？
『銀時ちょっと待って』
そういい振り向いた銀時に眼鏡をかける
『うん、やっぱりかっこいい』
「え、あのA///」
そうサラッと出てきた言葉を思い出し顔に熱が集まる
『わ、忘れてー』
「おいー眼鏡忘れてっぞー!!」
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2018年7月24日 17時
