77話 ページ34
「あ、近藤さんいましたよ」
『やっとか
もうこんな時間になってしまったよ』
あたりはもう真っ暗で最後の手段にと2度目だがお妙の場所に行くと
楽しそうにしている近藤がいたのだった
「ですね」
『しかもこんな所にいるとは』
「驚きですね」
と怒りを隠せていない2人とは反対に楽しそうに2人に喋りかける近藤
「あれ?2人ともどうしたんだ?」
『局長ともあろうものがキャバクラとは
真選組も落ちたものだね』
「ちょっとまってとっつぁんだって行ってるじゃん!」
「それとこれは別の問題ですよ
まぁここは近藤さんにひとつ」
『喝を入れないとね』
そしてそこには近藤の悲鳴が響き渡った
「そ、それで2人はなんで俺を探して」
とボコボコにされた状態の近藤が言う
2人はアイコンタクトをしAが口を開く
『なんで僕が近藤さんの代わりに幕府のお偉い方とご飯食べなきゃいけないのかな?』
「そ、それは」
「あら近藤さんAさんに行かせようとしてるのかしら」
と笑顔のお妙が言う
「お妙さん!?」
『そうなんだよ
なんとか言ってあげてよ』
これは使えると思ってそう言うA
「近藤さんちゃんと行きますよね」
とまた笑顔ででもなぜか強制のような声で言った
それには近藤もしぶしぶ首を縦に振るしかなかった
「わかったよ」
『それじゃぁ僕はこれだけだから
カズは?』
「俺は1度休んで故郷に帰りたくて」
『もちろんいいよね近藤さん』
「い、いいに決まってるじゃないか」
焦ったように言う近藤をよそに嵐のように去っていった2人
ぶっちゃけこの2人が切れたら誰にも止められないだろうと思った近藤であった
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年7月24日 17時