69話 ページ26
あれ?歌舞伎町ってこんなに雪が降る町だったけ?
「Aさん歌舞伎町って雪凄いんですね」
そう言って雪ではしゃいでるカズ
そういやカズって田舎からきたんだっけ?
それにしても去年ってこんなに雪降ってなかった気がする
でもまぁ雪ってテンション上がるよね
「Aさん雪だるま出来ました」
『僕も何か作ろっかな』
「Aさんは何作ってるんですか?」
『んーっとね葉っぱとこれを付けたら』
「もしかしてうさぎ!?」
『うんそうだよ』
「可愛い」
『でしょ』
「いっぱい作りましょ!」
『そうだね!』
「姉貴に和哉何してるんですかぃ」
『雪うさぎ作りだよ』
「そうですかぃ」
『総悟は?』
「土方暗殺計画実行中でさぁ」
うん今日も江戸は平和だな
「お、おう頑張れよ」
『程々にね』
「Aさんこんな感じですか?」
『そんな感じ!』
「これAさんにあげます!」
『ありがと
じゃぁさっき作ったのをカズにあげるよ』
「やった!ありがとうございます!」
そう言ってどこかに走っていったカズ
一応心配だしついて行くか
「冷蔵庫に入れてたら溶けないかな?」
あ、どうしよう
不覚にも可愛いと思ってしまった自分がいるよ
『か、カズ溶けてもまだ雪があったらまた作ってあげるからね』
「それは嬉しいっすね!」
なんか子供に見える
え、カズって何歳?
新八くんと絶対そんなに変わらないよ
いやでもお酒飲んでるし
でも総悟も飲んでるしな
「Aさん?」
『あ、いやなんでもないよ』
「そうですか」
そう言えば手袋もせずにやってたから霜焼けするところだったよ
いやーあぶないあぶない
『カズ霜焼けしてない?』
「大丈夫ですよ」
『今度する時は手袋しようね』
「随分楽しんでる見てぇだな」
『あー生きてたんだ』
「危なくおっ死ぬ所だったがな」
「ッチ」
「今舌打ちしたの誰だ!?」
総悟いたのか
『さぁ誰だろうね』
「それより土方さんは何してたんですか?」
「書類の整理だよ!
お前らがしねぇからだよ」
『いや僕はあんたに言われたくない
仕事の6割総悟2割近藤さん1割トシあなたのなんだけどな』
「それはすまねぇな」
「土方さんAさんには頭が上がらないですね」
「うっせぇ」
『わかったなら僕の仕事を減らしてほしいな』
「ったくわかったよ」
「そんなんだからダメなんだよ土方コノヤロー」
「6割のお前に言われたくねぇよ」
『はーい喧嘩しないで仕事してね』
「「はい」」
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年7月24日 17時