あいつらの為に自分を売った私を褒めてほしい【東京リベンジャーズ】

○第三十八話 ページ45

肆番帯はぶっちゃけよくわからない。
双子が隊長副隊長やってるくらいしか知らない。
「いっくぞー！！」
オレンジの髪の毛、、、スマイリーが、向かってきた。
速いしすばしっこい。
流石にちょっと危機感を覚えた。
目黒のツインズ。私達が六本木でシメてたときに名前を聞いたことがあったが、この子達のことだ！！！
そりゃ強い。
アングリーは低く狙う。
「勝てる喧嘩はしねーんだー」
稀咲を潰すまでに、体力は残しときたかったが、いま潰れては元も子も無いな。
ちょっとギアを上げる。
いつもより目を開く。

当然スマイリー達は驚く。
直ぐに速さを上げてきたからだ。
つえーな。流石元副総長。
そりゃそうか。ドラケンと戦えるもんな。
少し焦りを感じたアングリー。
全力で殴ったら痛いよね、、、
どうしよう。でも裏切っちゃったし、、、
でも、連れ戻すのが目的ならやり過ぎちゃうと戻らないんじゃないかな？
だけどスマイリーは本気出しかけてるし、Aさんも余裕そうだ。
なのにこの人は致命的な傷を与えてこない。
ちょっとずつ痛めつけてくる。

スマイリーの、体が持ち上がる。少しだが、飛ばされていた。
「スマイリー！！」
「今は私が相手だよっ！！」
背中を叩きつけられた。
スマイリーは動けなさそうだ。
もちろん俺も。
上を見るとAさんは悲しそうな顔をしていた。

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