【オリジナル】青×春÷サバゲー＋ライフ【小説】

7　猪突猛進してきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? ページ7

全く…

「なんであの大人三人いねぇんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

すると大人二人を両手に抱えた人物が…

「猪突猛進してきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ひぃぃっと逃げる国広を何故か追いかけてくる大人。
だったが…

「わっ」

ｽﾞﾍﾞｪｪｪｪｪ(滑って転ぶ)

「ぐぎゃっ」

ｺﾞｽｯ(そのまま国広に乗っかるようにして転ぶ)

……重っ！
誰だよ…っ

そう思ったのも束の間。

まただ…
ここの場所だけの冷たい空気。
振り返るとメガネのレンズ越しに見える土方さんの目。
妖美に鋭く刺すように光る瑠璃色の要さんの目。
……すっごい怒ってる近藤さんの…顔…っ？！

「嫌イヤいやっ！そのっ、三人方だとは思わなくてっ、そのっ」

三人の中からズバッと逃げ出して、だらだらと汗を流す。

「ふぅん…ほな、逃げた理由を話しいやもらおうか」
「いやっ、だって…知らない大人が猪突猛進してきたら普通逃げるでしょ！」
「…まぁ…そうだよね…」

冷たい声で土方さんに返される。
それに同意したのかなんなのか脇に抱えていた要さんと土方さんを離す。

「かなたんっ」
「いでっ！って…ありがと〜なっつん」

いや、大人の(片方は性別不明)押し倒し(膝枕気味)のシーン見せられたって誰も嬉しくないですよ！
ありがとうもなにもないでしょ！
それからザッとサバゲーのルールを説明してもらった…が実戦するん…だよね？
相手のフラッグを取る、もしくは相手チームの全滅でこちらが勝つ…こっちが勝つ…
ぐるぐるとそう言い聞かせる。

「次〜チーム…『デス・アライヴ』と―――」

いよいよ…！
始まるんだっ！(震)

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