15 あ、この子が新チームメンバー？ ページ15
「あれ？要じゃん」
そう、静かに男の人の声が後ろから聞こえた。
「櫻先生ッ！」
次は女の人の声…。
ふと三人の見たら要さんの空気は怯え、夏輝さんは怒り、勇星さんは心配そうな顔をしていた。
ひょこりと男の人と女の人は国広たちの前に来た。
目の前の男の人は凄く優しそうに微笑んで、女の人はこっちを男の人の後ろから睨んでいる。
「こんにちは、僕は櫻真朔、君は？」
「あ、如月国広です！こんにちは…」
挨拶されたので返してみると肩を掴まれ後ろに引っ張られた。
「？！夏輝さっ」
「今日は帰ってくれないかな？どーせまた大会で会うんだし」
「あ、この子が新チームメンバー？」
『櫻先生』と呼ばれる方は、夏樹さんの話も聞かずに国広をじろじろーと見た。
国広は、全くもって何故そんなになっているのかが分からずに？マークを浮かべているばかりだった。
「…かぇって…。ボク、たちは…」
今にも消えそうな声で呟くように言う要さん。
知り、あいなのに…何で？
「そんなに怯えないでよ要。分かった分かったうんうん。帰る帰る、どうせまた会うんだしね。要、いや…デス・アライヴ…またね」
そう優しく微笑んで男の人は、その男の人を追うように女の人は射撃場から出て行った。
すると空気はピリピリしていないものの、とても話しづらくなっていた。
「大丈夫…ですか？」
「………え、あぁ。大丈夫だよ」
凄く間が空いた後、いつもの笑顔でそう言った要さんだが、やっぱり変なような気がした。
「後で、あの人のこと、教えてください」
「おん、じゃあほないのか」
「待って、ゆうちゃん…。如月君、今…一つ、教えておくよ…」
「夏輝さん？」
一番、夏樹さんが怒りを見せていた相手。
「あいつとあの女ともう二人…。そいつらは…トップヒット・ガン・コンテスト、の三連勝者のチーム…『モノクロ』の奴等だよ…」
大会の…三連勝者っ…？！
何故、そんなお方たちとっ…？
続く
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←14 って、ここのチームそんなに凄かったんですか?!
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紅蘭菜 - 優鬼さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2015年9月26日 14時) (
レス) id: 1a4c70b3d1 (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - 面白いです！まさか要さんが女とは…！続きが楽しみでしょうがないです♪更新頑張って下さい！！ (2015年9月25日 18時) (レス) id: a91fcf304e (このIDを非表示/違反報告)
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