14 って、ここのチームそんなに凄かったんですか?! ページ14
それから約一ヶ月が経った。
国広は学校から帰った後は射撃練習場に通わせてもらい、一ミリ程度であるが射撃の腕を上げていった。
それ以外には変化は―――
「よっ、国広!」
「要さん!」
「俺もいるよ…」
「僕もいるよ!」
「夏輝さん、勇星さん!って…何故ここに?」
いつも通わせてもらっている射撃練習所には二人はこない。
本当に時々だが、夏樹さんは来る…として。
そう思って首をかしげていると額にでこピンされた。
「いでっ」
「お馬鹿はん、もうすぐSGTやろうがっ★」
「あっ…!」
一番最初に要さんから学んだ事、サバゲーの大会。
(S)サバイバル(G)ゲーム(T)大会、略してSGTだ。
その大会、もっと言えばヒットトップ・ガン・コンテストは全国各地から選ばれたチームだけが参加可能な大会だ……。
「って、ここのチームそんなに凄かったのですか?!」
「…知らなかったの?」
「はぁ。ヒットガンは最低やて四人はいなければならへんどすえ」
「そうだ!だからこそ国広、お前を最初に誘ったんだ!」
それだけのため…
そ、そりゃあ…人数合わせは必要で…
命中率0.1の国広は…ただの…人数っ合わせで…!!最初がたまたま国広だっただけで…!
自問自答して悲しくなってくる。
「だが、今は仲間だ!」
「要さん…?」
『仲間』という言葉。
それはもう人数合わせではないということだろうか。
「…命中率0だろーが、如月君は仲間だよ」
「夏輝さん…!」
最初の言葉がなければ泣きながら喜んだであろう。
でも、夏輝さんらしい言い方だ。
「国広君、自信を持って…僕らと、デス・アライヴしいや戦おう。ね?」
そう三人が、笑顔を向けてくる…。
国広は…仲間、デス・アライヴの一員なんだ…!
「もちろんですっ!」
そう元気よく笑顔で返した。
15 あ、この子が新チームメンバー?→←13 ちゃんと休まなきゃ駄目ですよ!
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紅蘭菜 - 優鬼さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2015年9月26日 14時) (レス) id: 1a4c70b3d1 (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - 面白いです!まさか要さんが女とは…!続きが楽しみでしょうがないです♪更新頑張って下さい!! (2015年9月25日 18時) (レス) id: a91fcf304e (このIDを非表示/違反報告)
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