素敵な彼 (ページ4)

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第２話ページ4

～卓郎side～
卓「ねむ…。」
昨日、サッカーの試合録画しとけば良かった。
でも、リアルタイムで観たほうが興奮すんだよな。しかも、湘南ベルマーレ対浦和レッズ。
これを観なかったら損する。昨日は、同点で終わったけど。
家「おーい。卓郎大丈夫か？」
卓「ん？なんだ家浩か。」
家「なんだってなんだよ｡」
卓「昨日、サッカー最後まで観てて眠い。」
家「何か隠してるだろ｡」
卓「隠してねぇーよ。」
家「ほんとか？相談にのるぜ？」
うっ…。鋭い。
卓「お前はどうやって告白した？」
家「何々？ついにAに告白するのか？」
卓「質問に答えろ。」
家「普通に「好きだ」ってやったけど。」
卓「そう。放課後か？」
家「いや、昼休みに屋上で。」
卓「ふーん。そっか。」
家「頑張れよ！」
卓「余計なお世話だ。」
ずっと好きだった。Aのこと。
いつも部活が終わるまで待っててくれる。8時過ぎても、暗い教室で待っている。優しくて、可愛いAが好き。
貴「卓郎？今日は部活何時に終わるの？」
卓「え？」
貴「何時？」
卓「今日は9時って言ってたな。」
貴「9時？分かった。じゃあ8時まで教室にいて。」
卓「帰るのか？」
貴「ううん。見学してる。良い？」
卓「っ…………。」
その顔反則。
貴「良いの？」
卓「あ、あぁ。」
貴「ありがと。じゃあ、またね。」
卓「なぁ、A。」
貴「ん？何？」
卓「帰り、どっか行く？」
貴「え……。うん！」
Aの笑顔。やっぱ可愛い。よし！今日の部活頑張るか。
～放課後～
家「おい、卓郎行くぞ。」
卓「おう。」
サッカー部主将、森崎匠先輩。
サッカー部副主将、新羅慎二先輩。
二人は親友同士。そして俺と家浩の昔からの友達。
匠「おい、卓郎。ボールそっちいった。」
卓「はい。」
匠「サンキュ！」
慎「卓郎！」
卓「ん？何？」
慎「A来てるぞ｡」
匠「ほんとだ。いつみても可愛いな。」
卓「狙ってんの？」
匠「いや。ww 」
卓「そう。A！もう少しで終わる。」
貴「うん！分かった。」
慎「べた惚れだな。」
匠「そうだな。まぁ今分かったことじゃないけど｡」
家「昔からじゃん。Aのこと好きなの｡」
慎、匠「まぁな。www 」
卓「うるさい」
先「部活終了。解散！」
「「「「はい。」」」」

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