影の恋は偽りの愛【沖田総悟】

24.暇人と暇人を演じる仕事の女と ページ24

「A」


「何ですか？ってわっ」



呼ばれて振り向いた瞬間に手が滑って
皿を割ってしまった



「あーあー、大丈夫か？怪我は？」

「ごめんなさい」



「ったくどんくせーなA」





ーーーテメェがどんくさくてノロマだからだろィ



「っ」



「えっ？A泣いてんの？ごめんごめんそんなきつく言ったつもりないんだけど」


「そうじゃないんです。気にしないでください」



あいつのことを思い出してしまう。



どうにも似てる


銀さんと総悟。は




Sでやる気がなくて


眩しくて一緒にいると自分が嫌になるところも






「手、怪我してねぇか？」


「はい。本当にごめんなさっぶ」


慌ててチリトリを取りに行こうとすると急に両手でほっぺたを潰された。



「もーうるせぇな。ごめんなさいじゃなくてありがとうって言え」


ほら、ね


よくにてる。


「ありがとうございます」



「よくできました」



「じゃ、洗い物も終わったことだし。神楽達もいねーからでかけっか」



「どこに行くんですか？」

「その辺をぷらぷらーっと」



「はい！」





だめ今は任務に集中して

あの栗毛にはもう頼れないんだから。

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