検索窓
今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:75,744 hit

ただの新婚とはいえません「1.この度沖田になりました」 ページ16

しばらく降っていた雨が止んで久方ぶりにお天道様が顔をのぞかせた日の3時ごろ。おやつの時間




これやる、とかムードもくそもないなかで手の上に渡されたのは綺麗な指輪で
内側には私と彼のイニシャル彫ってある。




これはいわゆるあれ?どれ?どのどれ?


状況が理解できない私を楽しそうに笑ってるのかと思いきや、張本人ときたら顔をこちらに向けようともしない。



(え、、、耳真っ赤)



照れてるのか、緊張してんのか。



「なんか、言いやがれ」

「え、!っ、いやそっちこそ言うことが」

「結婚してやるってんだよ。嫌なら返せ」



さっきまで顔を赤くしてたくせにばっと指輪を取り上げられそうになって私は持ち前の反射神経でそれを握りこむ。




「結婚する!します。お願いします」

「だったらさっさとそう言いやがれ雌豚」




私は本当に結婚するんでしょうかこの頭いかれた鬼畜ドS野郎と、飼われるの間違いじゃないでしょうか?

なんて怒りを抑えていると緩めた手のひらからひょいと指輪を取り上げられて



「悪りぃ、やっぱやり直し」



何か思うことがあったのか私の手を取って、とびっきり真剣な声を発した。



「A、結婚してくだせぇ」



「、、、なに急に」

「このこっぱずかしいこといつまでやらせるつもりでィ。返事は?」

「しょうがないなぁ結婚してやりまッ. . .」


優しく取られていた手を急に強く惹かれて押し付けられたのは強引な愛。
そんなのいつもの事だけど今日のはとびっきり甘くて、早業で私の薬指に収まった指輪をついニヤケながら見てしまった。





私この度沖田Aになりました。

ゼクシィはまだ読んでません



次回「2.嬉し恥ずかしくはない初夜」

タトエババナシ→←*5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミユ(プロフ) - パスワードを教えてほしいです! (2018年8月13日 1時) (レス) id: 9c5031f758 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愛総 | 作成日時:2017年8月18日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。