第6訓 男も女も集まれば姦しい ページ7
「はい、隊長と副隊長は緑茶」
「んーサンキュー」
「あと、ほうじ茶の人手あげて」
「はいよー」
「神山と清蔵さんが麦茶っすね」
なぜこいつらはうら若き乙女の部屋に上がりこんでお茶会を開いているのか、もはや問いただす気も失せ……
「やっぱ聞いていい!?」
「なんすか急に大きい声出して」
「なんで私の部屋なの」
「そりゃあ幹部の部屋は広いじゃないっすか」
うぅーん。そうなんだよ一人部屋だしねそうなんだけどさ
「総悟の部屋でもいいじゃん」
「隊長の部屋行っていいっすか」
「アホかだめに決まってんだろィ」
「そうっすよね。ホラ?」
「そ!れ!私にも聞いて。ねえ聞いた?」
「あ、紅茶派はいりましたーー」
「「「サンキュー」」」
男子校か?男子校の部室なのか?予想した通り問いただすのは無駄に終わって湯呑みを握りしめたまま定位置に戻る。
まぁ、それでも江戸をでてまだこの雰囲気を保てていることに感謝すべきだなぁと思ったり。
それは何もしていなそうで本当に何もしていないこの男が意外と鍵になっていたりいなかったりする。
__沖田総悟は1番隊の象徴なんですから。
昔死んでいった隊士が言い残した言葉だ。
敵の白刃から隊長を守った名誉の死だった。
振り返れば私たちの道には置いてきてしまった仲間、切り捨てた志士、守れなかった犠牲者
屍が山を作ってる修羅の道、
こうやって呑気にお茶を飲む時間も私達には必要かもしれない
「で、どこまで行ったんですか?」
「は……?」
「だからぁ隊長と副隊長っすよ」
「……そこに直れ切腹だ」
「そんな照れなくても〜〜」
第7訓 住むところが変わっても人が変わらなきゃ結局同じ→←第5訓 知り合いにバレるとうっとおしい
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愛総(プロフ) - おひるのかねさん» ご指摘ありがとうございます!誤字だらけでごめんなさい泣 この後も誤字ってると思いますが、大目に見て頂けますと幸いです! (2月11日 2時) (レス) id: 7df001d406 (このIDを非表示/違反報告)
おひるのかね - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。 第一訓の「伊三郎」は「異三郎」ではないでしょうか? (11月19日 17時) (レス) @page2 id: 917478dea8 (このIDを非表示/違反報告)
愛総(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんばんは!コメント有り難う御座います。当方連載中のシリーズになってる血風帳、剣風帳とは繋がっています!(シリーズ一覧からご覧ください)その他の私の作品とは繋がっておりません。こちらで回答になってますでしょうか (2023年3月18日 4時) (レス) id: 7df001d406 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは^_^はじめまして。このお話って他の作品と繋がってますか?急な質問、すみませんm(__)m (2023年3月17日 23時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
愛総(プロフ) - 雪妃さん» あけましておめでとうございます。もったいないお言葉ありがとうございます!一層精進いたしますので今年もよろしくお願いします。 (2018年1月1日 12時) (レス) id: f37a23b178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛総 | 作者ホームページ:https://twitter.com/iso_0708/status/1468333379636834307?s=21
作成日時:2017年12月28日 2時