第54幕 ページ9
貴女side
次の日
昼休みのチャイムが鳴り、私たちはお弁当を持って廊下を歩く
那「お弁当、喜んでくれるといいな」
『ありがとう那雪ー…今日寝坊して購買のつもりだったんだ。今お財布めっちゃ軽いから本当に助かる…』
那「口に合うかわかんないけど、役に立ったなら良かったよ」
天「いくらチームメイトだからってそこまでするか 普通？」
星「天花寺はいらないの？じゃあ俺が」
天「そうは言ってない！」
あはは、と笑い合う
けれどそれも一瞬で、目に入った光景に足を止める
そこには人だかりがあって、その中心にいたのは
卯川の首元を掴んだ、月皇だった
『!!』
星「月皇！あいつ、team柊の……」
私たちは駆け寄る
月「もう1回言ってみろ！！」
虎「やめとけって」
月「うるさい！」
虎石が月皇の肩に手をかけ、止めようとするも月皇に振り払われる
卯川を乱暴に壁に押し付けた月皇の表情は、昨日と同じ…本当に怒っている時のもの
足がすくんだ
卯「だからぁ、君は落ちこぼれチームにいても違和感ないって言ってるの。ほら、どうせお兄さんのおまけだし」
月「っ！」
辰「栄吾、これ止めないと…」
今 琉唯と栄吾は見ているだけ
それはそうだ
下手に割り入っても、虎石のように振り払われるだけ
下手したら怪我をしそうだ
卯「でも仕方ないか。天才的なお兄さんを持つ苦労っていうの、誰だってひねくれちゃうよね」
『っ、卯川…!!!!』
私の昨日の言葉を聞いた月皇には、卯川の声がどんな風に響くんだろう
少しでも、私の声が残っていてくれたなら…なんて淡い希望を持っているのだから私は馬鹿だ
月皇が手を離し、握りしめた拳を振り上げる
殴りかかる、と気付いた時にはもう止めることも間に合わないようで
『月皇…！！』
痛々しいのが苦手で、つい目をつむる
殴るのに充分な時間が経った時恐る恐る目を開けた
けれどそこには怪我した卯川も、殴った様子の月皇もいなくて
星谷が月皇の拳を、止めていた
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すず - 雪華さん» それなぁぁぁっ！海斗くんと栄吾の活躍待ってますー！ (2017年10月23日 20時) (
レス) id: d9cc98096f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あああああああああ辰己君と栄吾君をまた見れるーーキャッハーーーーー (2017年10月18日 7時) (レス) id: 608cf12f41 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 雪華さん» うん、がんばる！てかスタミュ三期おめでとう！ (2017年10月9日 21時) (レス) id: d9cc98096f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あは(*'▽') よしこれからも更新がんばって (2017年9月18日 17時) (レス) id: 608cf12f41 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 雪華さん» あはは！なんだしそれ！ スランプ降臨で進まねー (2017年9月18日 16時) (レス) id: 03b18b1ae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴 | 作成日時：2017年7月28日 19時
