第66幕 ページ25
貴女side
まぁ…かなり良い家柄だったということだろう
もう少し世間のことも知っておくべきだとは思うけど
星「照り焼きバーガーどうかな？タレの甘辛加減が絶妙なんだよ！」
天「お、おう。じゃ、それで」
星「え、藤咲、それだけ……？」
『えっ…あ、まあ』
先程まで「うまい！」と美味しそうにバーガーにかじりついていた星谷だが、私の手元に気付くと ぽかんとした
那「アイスティーだけ…」
『………体重調節』
那「えっ…。藤咲くん、痩せてるからそんな心配いらないんじゃない？」
『那雪ホントいい子かわいい』
那「えっ！？」
『でもそんなに余裕ないよ。運動嫌いだし、油断できない…』
だから今はスイーツもセーブ中だ
もう結構飢えてきたよ…
月「まぁ役者として調節は大事だが…我慢することはないんじゃないか？」
『栄養が身長に行ったらいいんだけど……』
星「切実な悩みだね…」
『天花寺ー…どうしたら身長伸びるの…………………あれ？』
チーム内では空閑の次に背の高い、天花寺に話をふってみる
というかさっきから黙ってるけどどうしたんだろう？と思いながら隣を見ると、何やら難しい顔で照り焼きバーガーを見ていた
ついに覚悟を決めたように一口かぶりついたかと思ったら、変な反応をして固まった
えっ、何！？
やはりお坊っちゃんの口には合わないのか…？と思わせるような反応に不安になったけど、「……うまい」と呟いてどんどん食べ進めるものだから笑ってしまった
皆で笑い合う時間が心地よくて、次は全員で来たいと思った
天「じゃ」
『バイバイ』
星「あぁ」
寮に帰ると、それぞれの部屋に戻るため別れることになる
けど、そこで天花寺が何かを思い出したように星谷を呼び止めた
天「そうだ、星谷」
星「え？」
天「自主練。付き合ってやってもいいぜ。お前のターン、まだ完璧じゃないんだろ？」
月「俺も付き合う。アヤナギ・ショウ・タイム、学校のレッスン以外でもできるだけ合わせておいた方がいい」
私は一瞬ぽかんとした
けれど、すぐに状況が呑み込めると この上ない喜びが押し寄せた
合わせる気なんかない、ただのチームメイトだ、的な態度の2人が星谷に協力的になったのだ
私はこういう時、本当に幸せを感じる
『俺も…！みんなと練習したい』
星「天花寺…月皇…藤咲も……」
那雪が大きく頷き、星谷が笑った
星「サンキュー、みんな！」
続く (更新停止中)
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すず - 雪華さん» それなぁぁぁっ！海斗くんと栄吾の活躍待ってますー！ (2017年10月23日 20時) (
レス) id: d9cc98096f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あああああああああ辰己君と栄吾君をまた見れるーーキャッハーーーーー (2017年10月18日 7時) (レス) id: 608cf12f41 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 雪華さん» うん、がんばる！てかスタミュ三期おめでとう！ (2017年10月9日 21時) (レス) id: d9cc98096f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あは(*'▽') よしこれからも更新がんばって (2017年9月18日 17時) (レス) id: 608cf12f41 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 雪華さん» あはは！なんだしそれ！ スランプ降臨で進まねー (2017年9月18日 16時) (レス) id: 03b18b1ae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴 | 作成日時：2017年7月28日 19時
