台所 ページ6
「おや、主」
「あ、長谷部さん。ちょうどよかった。いなり寿司を作るの手伝ってくれませんか？」
「主の命とあらば、よろこんで」
そう言うと思った。
私が言えば無理難題、何を押しつけてもやってくれるから長谷部さんは使える、便利
「ちょうど、米は炊いてあるんです」
「おお〜いい香りですね」
釜で炊く、なんて歴史感じるねぇ
今の世の中じゃあ『炊飯器』なんていう家電グッズがあるというのに
「じゃあ、作りますか」
「はい。では、油揚げを…」
「まーてー！」
外が何やら騒がしい
「何でしょうか？」
「様子を見てきます」
長谷部さんが外に繋がる戸を開けた。
「フォウ！」
「うわぁ！？」
長谷部さんの顔面に白い小動物が激突した。
見た目はリス見たいな…
鳴き声がフォウって
「主！」
「フォウ！」
「ええ！？」
フォウと鳴く小動物が私に向かって襲いかかってきた、かと思えば、こんのすけを襲った
「フォウ、フォウ！」
「何をするんですか、うわぁ！」
小動物はこんのすけがいた場所を奪った。
「私のポジョンが！」
いつから私の肩がこんのすけのポジョンになった！？
小動物は私の頬をすーりすり
あれ、このリスかわかんない白い動物って…
知ってる、私はこの小動物を知ってる…！
「あ、あー！」
私は小動物を抱き上げて、こう叫んだ。
「フォウくん！？」
「フォウフォウ！」
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たけち - 面白かったです続きが気になります＼(^o^)／ (2020年2月1日 1時) (携帯から) (
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作者名：春やよ | 作成日時：2017年9月13日 18時
