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昔のあの子は ページ9

金曜日の放課後。



「白浜、帰ろ」
 


月島が声をかける。



「あ、ごめん。今日は無理だ」


「なんかあるの?」


「あ、見舞いやろ?深海さんの」


「深海さん?」


「月島は知らないよな。あそこの席、いつも空席だろ?」
 


俺は指を指して示す。



「新学期は来ててんけど、なんか病気らしくて、入院してはんねん」


「いとこが仲いいし、いつも授業のノートを書いて週に一回だけ届けているんだ」


「そうなんだ」


「そう言うわけで、月島、帰ろか」


「ああ。じゃあな」


「悪いな。また来週」
 


俺は二人に手を振った。

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春やよ(プロフ) - ながれさん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!! (2017年7月8日 22時) (レス) id: 2de034be92 (このIDを非表示/違反報告)
ながれ - 台本書きじゃないって素晴らしい!面白いです。更新頑張ってください。 (2017年7月1日 14時) (レス) id: 0074eb723f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春やよ | 作成日時:2016年7月14日 1時

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