親友に彼氏を寝取られた【碧棺左馬刻】

最低な野郎 ページ42

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左馬刻side





「こんなもんでいいか…」



人気のない所に男を連れ出した





「なぁ」




「っ…は、はい」





声をかけるだけでびびってやがる


本当どうしようもねぇ男だな








「何びびってんだ？さっきの威勢はどこいったよ、Aに迫ってたじゃねぇか」





「…僕は」




と目障りな男が喋る前に手が出た






バキッと音が聞こえた
一本くらいは骨折れたか




「いてぇか？」




と聞くと痛みと恐怖に怯えて何も喋らない






「痛みなんてそんな大したことねぇだろ？」





なあ？と聞きながら手をあげると男は走って逃げ出した






「酷いじゃねぇか、勝手に逃げるなんてよ」




と肩を思いっきり掴む



爪が食い込み痛そうな声をあげている




「なぁAはそれ以上に、いてぇんだよ」





「うっ…」




「お前が最低なクズな事をしたせいでAは傷ついて何回も泣いてたんだよ、お前のせいで」





「何回も泣かせたくせにもう一回Aのこと守れんのか？笑わせるんじゃねえよこのくそ野郎」





「こんな傷をつけたお前に何が出きるんだよ、全然守れてねぇやつが今更何すんだよあ”ぁ！」



と手の力が増す





「なあ、お前が唯一出来ることを教えてやるよ俺様が」





睨み付けながら俺は




「2度とAに近付くな」




「なっ、」




「当たり前だろ？」





「お前が親友と抱き合ったのも最低でどうしようねぇがこれ以外にもAにしつこく電話してたよな？」




「立派なストーカーだよ、お前
普通に犯罪者なんだよ」




「ち、ちがう！僕は」




「何が違うんだよ、しつこく付きまとった挙げ句家に無理矢理入ろうとしてたじゃねぇか…それをもう立派なストーカーで犯罪してんだよ」



「そんな…違う！」




「違う違うさっきから否定しかしねぇな、黙れよお前の意見なんて聞いてねぇんだよクズ」




そう言いながら手に力を入れると更に爪が食い込む








「これ以上同じ事を俺に言わすんじゃねぇよ」




「うっ…」





「2度とAに近付くな」





「それが守られねぇなら…どうしようか」




なあ？と聞けば呻き声しか聞こえない





日本語喋ろよ







「守れねぇなら…そんだな体で教えた方がいいか？」




痛みが一番躾にきくしな





そう言いながら脅すと男は涙目になっていた



根性もねぇやつが簡単にAと付き合うとか言うんじゃねぇよ、くそ野郎






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