親友に彼氏を寝取られた【碧棺左馬刻】

うんざり ページ22

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あんな晴れてたくせにどうしてこんな大雨になるかな…聞いてないよと思いながら急いで部屋に入った





外に洗濯物干しちゃったから案の定びしょびしょ




急いで洗濯物を中に閉まったけどこれはまた洗濯しなおさなきゃいけない





『はぁー…もう…』





自分もびしょ濡れで拭かなきゃいけない




タオルを取り出そうと振り替えると床も濡れていた




慌てて入ったからだ




洗濯物も自分も床もびしょびしょ





天気が良かったから外に出て気分転換でもしようと思っただけなのに何でこんな事にならなきゃいけないのさ





仕事だって何で私探さなきゃいけないのさ






我慢してきた思いが積もりに積もって崩れそうになる




何でこんな事に、とぐるぐる考えてても気分が暗くなる一方だからやめてタオルを取りに行こうと歩いたら




インターホンが鳴った









うわ、嘘でしょ…





正直この姿で出たくない




相手には悪いけど帰ってもらおうと留守を決めて無視をした



けど中々帰ってくれない…







ピーンポーンともう一回鳴ると次はドンドン！とドアが壊れるんじゃないかってくらい叩かれた





ちょっ、やめてよ何！？と思いながら居ると声が聞こえた






耳を澄まして聞いてみると





「開けろや！居んだろ！！」





と言いながらインターホンの音が止まらない






え？何…闇金の取り立て？？



いくら会社クビにさせられてお金もきつい状態ではいるけど闇金に手を出すほど駄目な人間になったつもりはない






てか、早く帰ってよと思ってるとガンっ！と蹴っ飛ばしたような音が聞こえた






さすがにドアが壊れる
ヤバイと思って急いで玄関に行こうと歩いた瞬間濡れた床に気付かないでつるんっと滑って転んでしまった




凄い音をしながら転んだ




痛い、寒い、怖い、疲れた…



何でこんなことに…涙が出そうになった






その時




「おいっ、居んのかよ！大丈夫か！」





と声がした





取り敢えず泣いてる場合出はないと思いながら立ち上がり玄関に向かった







誰だろ…怖いなと思いながら恐る恐るドアを開ける









そこには焦った顔をした左馬刻さんが立っていた




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