親友に彼氏を寝取られた【碧棺左馬刻】

自暴自棄 ページ2

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恥ずかしさのあまり銀髪の人に枕を投げつけて顔を真っ赤にしていると今度は顔を真っ青にしがら震えた






「お前が俺様を誘ったくせに何だよその態度」





『はい？』





私から誘った？私が…






「覚えてねーのかよ」




『え、えっと…』




待ってくださいと言いながら必死に頭を回転させて記憶をたどった





まず何でこんなことになったのか考える






『あっ…』





昨日の出来事がフラッシュバックした






彼氏の家で親友が居たこと


親友と彼氏が裸でキスをして抱き締めあっていたこと



あまりにものショックで逃げ出して生ビールと焼酎をたらふく飲んだこと



それでベロベロに酔っ払った私は知らない男性に抱いてと言ったこと






…嘘でしょ

あまりにものショックに自暴自棄になった私は知らない男性に抱いてってお願いしたの…？





「最初は断ったけどよ強引にお前に腕引っ張られてホテルに連れられたんだよ」




『私が…』




「突然泣くはで大変だった」




『私が…』




嘘でしょと思いながら汗がどっと出て来た




「酒くせーし酔っ払ってたろお前」





『…はい』





全部私のせいだった…
最低すぎる





私はバッと音をたてながら綺麗な土下座を披露した







『本当にすみませんでした！
とんだご迷惑をおかけしました
お金なら払います』




本当にすみませんでしたと謝る
目から涙が出るのを我慢しながら震えた







「チッ…顔上げろ」




『…うぅ』





涙を堪えているが鼻がツーンとして苦しい


目から涙が溢れそうだが表面張力頑張れ
耐えてくれと思いながらじっとしてると銀髪の人は長い溜め息をしながら手を伸ばしてきた




「俺も手加減無しで抱いちまった
体大丈夫か？」



そう言いながら涙を拭いてくれた





『大丈夫ばないです』




色々と…



私が全部悪いのに相手に気を使わせてしまった
本当に申し訳なさずきて泣けてくる




「泣くな、はぁー…たくっ」




見た目は厳つくて怖そうなのに面倒見がいいとかイケメンすぎない



何なのスパダリかよと思いながら心を落ち着かせた




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