dancing 3 ページ4
「俺は氷鷹北斗。よろしくな、転校生」
「よろしく。転校生なんて呼ばないで、普通に名前で呼んでいいよ」
「ふむ…。なら、須川と呼ばせてもらおう」
氷鷹くんは勤勉タイプだな。
真面目な性格が全身から溢れ出てるし、話し方もバカ丁寧。
「ちょっと、僕の事も忘れないでよね!僕も転校生ちゃんと話したい〜!」
「…また増えた」
「別に忘れてはいないぞ遊木」
「そうだよ、うっき〜!俺たち仲間だろ?」
今度は眼鏡を掛けた金髪の男子生徒か。
仲間って事は昨日先生から説明があった例のアイドルユニットって奴かな?
…全く覚えられなかったけど。
「僕は遊木真だよ、よろしくね!うっき〜でいいよ!」
「…よろしく。うっき〜」
うっき〜って…。
ってちょっと思ったけど、なんだか遊木くんにあってるかもしれないと思って口に出してみた。
うん、なんかしっくりくる。
「そういえば、須川は学院の施設を全て見学したか?」
「いや、まだ一部しか行ってない」
氷鷹くんの質問に首を横に振った。
佐賀美先生から案内されたのはまだほんの一部らしく、この学院にはまだまだたくさん施設があるとその時軽く説明を受けただけだ。
「なら、一度見ておいた方がいいだろう」
「この学院、無駄に広いもんね?色んな会社から投資されてるみたいだし」
「それだけ学院の生徒への期待が高いのだろう」
そうなんだ。と二人の話に相槌を打った。
確かに、この教室にくる間もいくつかの施設を見たけどどれも普通の学校に無いような最新のものが多く使われているみたいだし、校舎もかなり広かったな。
「俺が学校案内をしてやれたら良かったんだが…。今日は演劇部の打ち合わせがあるな…」
「俺も〜。ちーちゃん先輩から今日のミーティングには必ず参加してくれって言われちゃったしなぁ〜」
「…私も、今日はRa*bbitsの練習を見るって約束しちゃった」
なにやら、みんな忙しそうだ。
やだなぁ…この学院に入ったらみんなこんなに多忙になるのかな…?
私はスローライフを謳歌したいんだけど。
「あー、別にいいよ。私、今日はもう帰っ「あ、それじゃあ僕が案内するよ!」…じゃあ頼んだよ、うっき〜」
「りょーかい!まかせてよ!」
帰って寝る。って言おうと思ったけど、それを遮ってうっき〜が手を挙げて案内してくれるというのでなんだか断りにくくなってしまった。
まぁいいか。
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作者名:幽咲ユノ | 作成日時:2017年6月22日 0時