転生者の姉は弟のために頑張る4 (ページ1)

今日:12 hit、昨日:7 hit、合計:44,917 hit

150. ページ1

朝ご飯も食べ終わり、支度も全て終わらせて予定通りに家を出る。
仲良く二人で登庁すれば、美和子ちゃんからはもう大丈夫なの？と声をかけられてしまった

昨日は本当に気が動転してしまっていたからとしか言い様がないけれど、可愛い後輩に心配させてしまうなんて申し訳なさすぎる…！！

もう大丈夫だよ！といつも通り笑ってみせると、ほっとしたような表情を見せたからちゃんと伝わったはず！

それからは急いで昨日の爆弾や経緯など諸々の作成しなければいけない資料を作成し終われば、報告と昨日の半休のお礼も兼ねて目暮警部の元へと向かう。

｢目暮警部、今少しよろしいでしょうか？｣

目｢A君か、構わんよ｣

｢まず昨日は取り乱してしまい、また急に半休を頂いてしまい申し訳ありませんでした。
昨日の約束通り資料を作成しましたので、後ほど確認をお願いしてもよろしいでしょうか？｣

目｢大事な家族が危険な目にあい、そんな中でも冷静で居ろとは言えんよ。今日からまた普段通りに働いてくれるなら構わないから気にする事はない。
資料は私の方から上の者に渡して置く、他の職務に当たってくれるかね？｣

｢はい、分かりました。
では資料の方、よろしくお願いします。｣

はぁ………目暮警部優しすぎない？？
これから何処かに異動することになっても絶対目暮警部にお願いされたら断れないや

改めて素晴らしい上司に感謝しながらゼロ達に渡す予定の資料の仕上げもしておく。
陣平の分が出来次第纏めて送れるようにしとこ

·

そしてどうにかいつも通りを取り戻し始めた頃、入院していた研二くんが無事に退院。
それから暫くして所轄から伊達くんが強行犯係へと異動してきた

｢航くん！ようこそ強行犯係へ！｣

萩｢今日から改めてよろしくな、班長！｣

松｢頼りにしてるぜ、班長｣

伊｢だァかァらァ！俺はもう班長じゃねぇっての！｣

｢それだけ航くんのこと信頼してるんだよ、二人は。私も航くんみたいな人が同期に居たら頼りにしちゃうもん｣

伊｢そうやってAさんに言われたらあんまり強く言えないじゃないっすか…｣

萩｢あ、ちょっと班長！Aさんは俺のなんだからね？！｣

松｢ハギのじゃねぇよ、俺の姉ちゃんだ。｣

｢陣平嬉しいこといってくれるじゃん…！
と、お巫山戯はここまでで…仕事の話に移らないとね｣

佐｢ならそろそろ口を挟んでもいいのかしら？｣

｢待たせてごめんね、美和子ちゃん｣