ドS★30 ページ31
思いっきりクリスマスムードの中、1人寂しく本を買って帰った。
めっちゃ寒かった！
大「はい、Aさん。前園の本です！」
「ありがと。あのね、忠義くん、もう一個頼むの忘れちゃった！」
そう言ってAさんはニンマリ。
嫌な予感…
「前園のライバル、渡明人の本、買ってきて！」
大「えぇー！嫌やぁー(泣)ひどいですよ！！」
やっとあったかいとこに帰ってきたんに！！
もう外にでる気にはなれへん。
ってか、なんで渡明人？
丸「姫様は前園が消えると嬉しい人っていうのにスポット当てて推理しとるんよ〜♪」
雑巾で床を拭きながら答えるマル。
まだ、コーヒーの処理、終わってへんの！？
「とにかく！そういうことだから。よろしくね」
大「えぇー！」
「忠義くん、ファイト☆」
ドSにもほどがあるってぇー…
その微笑みが怖いねんもん！
大「なんで俺なんですか〜！」
「マルちゃんは不審者に間違われたら大変だしね。」
丸「あはっ！確かに〜♪」
マル、今のディスられとるんやで？
「ほら、文句言ってないで買ってきてよ。私の命令は絶対よっ！」
大「そんなぁ…」
丸「忠義くん、ファイトやでっ！」
マルに言われると余計ムカつくわっ！
大「わかりましたよ…これで最後にしてくださいね？」
うんうんってめっちゃ縦に首振っとるけど…信用して、いいんでしょうか？
大「はぁー嫌やなぁ。寒いしー」
憂鬱な気分でドアを開けようとしたら、ちょうど村上さんが入ってきた。
村上さん、ナイス！
村「おおっ！どこ行くねん。A原稿、持ってきたで！」
「ほんとー！？見せてー！！」
村「ほれ！あ、今どっか出かけようとしとったやんな？気にせず行ってきてええで。」
実はどさくさに紛れて行かなくしようと思ってたんに！
なんで今になってそういうこと言うかなー
「やっぱマルちゃん推理の邪魔だから忠義くんとマルちゃん交代ね。」
丸「えぇー！？」
大「よっしゃあ！！」
丸「なんでぇやぁー！」
村「うるさいからちゃうか？」
丸「イェース！」
村「わかっとんならはよ行けや(笑)」
マルのうるささに感謝する時が来るとは…。
はぁーよかった！
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作者名：くるるん∞ | 作成日時：2015年12月17日 15時
