第一訓 ページ3
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今日もいつも通りに自◯をしてようと、誰もいない川へと飛び込んだ。
意識が遠くなるに連れて声が聞こえてくる。
(なんか、喧嘩してる……⁇)
こんな人気のない川で喧嘩なんて物騒だ、と思いながらも川に流されていると、誰かに引き寄せられた。
結果的に助かってしまった。
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『済まないね、だが、起きたらすぐに野郎の顔があるというのもびっくりするだろう。』
「いや、だからって殴らないでくださいよ。」
『私は阪神派だ。』
「誰も野球の話はしてねぇよ!!」
にしてもまた私は自◯を失敗してしまったのか………。
江戸に来たばかりで良い川を見つけたというのに。
『折角安楽タヒ出来ると思ったのだけど……服が犠牲になっただけだった…………。』
「いやいや、君のせいで銀さん溺れかけたんですけどー!?」
「あれは自業自得だろうが。」
「なんでだよ!!」
天パくんと瞳孔くんがギャーギャーと喧嘩を始めてしまった。煩い。
(……見たところ男だらけだな、女の子はいないものか。)
「アンタ、自◯って重度のマゾですかィ?」
これからどうするか考えていると、栗毛の童顔少年がデリカシーなしに聞いてくる。
『あいにく、私はMではないのでね。痛いのは普通に嫌。』
「じゃあなんで自◯なんて……。」
『そんなの…………』
眼鏡くんが質問してきたので答えようとすると、視界に映ったのは。
サーモンピンクの髪色に透き通るような白い肌。美しい空を見ているような青い目。
とても可愛らしい女の子。
______シュタッ!!!
光よりも早く女の子の前に跪き、片手を取り見上げる。
『あぁ、とても可愛らしいお嬢さん。私と一緒に心中してはくれないだろうか……。』
「「「「「ゑ????」」」」」
「いや待て待てぇ!!!なんで心中何だよ!!」
「え?私のことアルカ??」
『勿論さ、こんな可愛らしい少女をむさ苦しい野郎共と間違えるはずがない。』
野郎共がギャーギャー騒ぐ中、私は女の子の手にキスを落とし、微笑んだ。
女の子はもう片方の手で頬を抑えてキャー!と喜ぶ。
わあ、喜んでいる姿もとても可愛らしい。
その綺麗な手で私の首を締めてはくれないだろうか。
にしても、この子何処かで見覚えが………。
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作者名:天神琉化 | 作成日時:2023年10月15日 11時