【ブルロ】 お姉さんは構って欲しい 【糸師凛】

じゅうに ページ12

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楽しい時間はあっという間というもので。


気がつけば19時という時間になっていた。


「さて、そろそろお開きにしよっか」

「そうだな。ほら凪、帰るぞ！」

「分かった。玲王、帰りもよろしく〜」

「おう！あ、Aさんも良かったらどうだ？」

「え、何が？」

「俺ん家の車で送ってくって話！」

「いやいや申し訳ないよ！？」

「女性を1人で帰らせる方が心配だし、いいよいいよ。それに、ゲームの方もう少し教えて欲しいし」

「それがいいよ、Aも乗っていきな〜」

「んん、ならお言葉に甘えて…」


玲王くんからの申し出により有難く帰りは一緒に送って貰えることになった。

無縁だと思ってたリムジンにまさか乗ることになると思わなくてびっくり。

無縁じゃなくなってしまった。


そして、次いでと言わんばかりに本日玲王くんと凪くんともSNSの交換をした。


「なんか、奢ってもらってすいません」

「いいよいいよ、気にしないで？」

「そっか、玲王って奢ってもらうの初めて？」

「あ、そうかも」

「Aおめでとう〜、玲王の初めてだって」

「凪くん言い方！」


今日だけで、2人とはぐっと距離が詰まったような気がした。

オフ会って、こういうのもいいところではあるよねと実感したのであった。

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