act.36 ページ37
Aside
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朝
A『うあぁぁぁぁヤバいヤバいヤバい』
ただいま葛藤中です←←←
私、七宮Aは、通学路を歩きながら1人悶々とぼやいていた。
(いや、確かに泉とは別れたよ!?けど、けどさ、展開急すぎません!?)
学院が近づくにつれ、少し意識を緩めるだけで脳内には昨日の出来事がエンドレス再生されてしまう。
A『っう、うぁぁぁ…何でキスしちゃったんだろう…〜!』
零くんを思い出すだけで汗がダラダラと出て止まらない。ていうか、どんな顔して会えばいいのかわかんない。
A『はぁ…』
100回はついたであろう溜め息が、また口から漏れた。
夏目「おヤ?お早ウ、A♪」
A『うわっ、夏目くん!!??』
後ろから肩を叩いたのは。学院でもよく話す、というか話しかけてくる夏目くん。
(後輩とは思えないような鋭さが怖いんだよな…)
そんな事を考えていると、ねエ、と話しかけられた。
夏目「あのサ……Aって零にいさんと付き合ってるノ?」
A『な、なんて言いました!?!?』
夏目「そこまで慌てなくてモ…うワっ」
A『それ!何処で聞いた!?!?』
隣にいる夏目くんの肩を揺さぶる。
落ち着いてヨ…と言われ、手を離す。
夏目「Aは知らなかったノ?今朝、ボクが学院についたときにはもう広まってたけド?」
A『何でどうして誰が…!?』
夏目「多分だけド、広めてるのは零にいさんじゃないかナ♪」
A『!?』
夏目「だっテ、昨日零にいさんにあったラ、Aと付き合ってるって嬉しそ〜に言ってたシ♪」
(れれれ零くん…!!!!なにやってくれてんの〜…!)
頭を抱える私の隣で、夏目くんは面白そうに目を細めている。
A『確かに昨日そのよーなことを言ったけど!突然すぎやしません!?』
声にならない叫びを上げる私に、夏目くんがすすっと近寄ってきた。
夏目「もしかしテ…A、また未練があるノ?」
A『うぐっ……!……ち、違うよ!』
必死に反論するも虚しく。
やれやれ、と夏目くんに呆れた素振りを見せられた。
夏目「まア、急に忘れろと言われても無理だろうけどネ……」
夏目「覚悟しておいた方がいいヨ、Aちゃん♪知らないうちにずぶずぶト…零にいさんに堕ちちゃっテ。」
“跡形もなく瀬名センパイを忘れちゃうかもネ?”
A『な、夏目くん…?』
私をよそに、夏目くんはウインクして去っていった。
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M!LK(プロフ) - あおいさん» コメありがとうございます!確かにそれぞれのENDも見たいですね、、、!凛月や王さま、零や泉、それぞれキュンキュンできるように頑張りますね!引き続き楽しみに待っていてください! (2020年3月12日 16時) (レス) id: 1b4521cc4b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - う〜ん!いろんなENDが見たくなっちゃいます!!!!凛月も王さまも泉さんも零も見たいです!!最新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2020年3月12日 2時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - さまこ人間失格さん» さまこさんありがとうございます〜!楽しみが半減しちゃうかもしれないので言えませんが、、、楽しみにしててください!もっと早く更新できるように頑張ります! (2020年3月11日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
さまこ人間失格(プロフ) - すごく面白いです!個人的に瀬名先輩と夢主がよりを戻すのを期待しています!更新待っています!頑張ってください! (2020年3月10日 23時) (レス) id: 97a76333d2 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - はやみんさん» はやみんさん、コメントありがとうございます!頑張ります〜♪ちなみに使わせて頂いた言葉はミゲル・デ・セルバンテス という方のものです! (2020年2月27日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M!LK x他1人 | 作成日時:2020年1月19日 13時