act.３１ ページ32
A『薫くんは…敬人くんとペアだったっけ？』
二人が料理している方を見ると、こっちはどうやら仲良く作業しているようだった。
敬人「…ここはどうするんだ？度し難いな、全く分からん」
薫「また〜？だからここはこうするんだって」
敬人「おお……羽風、貴様意外とすごいな…！」
薫「意外とってなに？俺だって何の取り柄もない訳じゃないんだからね〜♪」
変だけど調子が合っている二人を見ると、何だか可笑しくて自然と笑ってしまった。
(そういや、千秋くんは…斑くんと、だったような…)
斑「なあなあ千秋さん！レシピ通りにしているはずなのに、どうして黒くなるんだろうなあ？」
千秋「うぅ〜ん？俺にも分からんぞ…！……とにかく、見た目より心だと言うから大丈夫だろう☆」
斑「わはははは！そうだよなあ☆」
(よくわかんないけど何かすっごく不安になる…！)
不安定な二人を見ると、見ている此方がハラハラして来るのだった。
A『ダメだ〜…やっぱりレシピ参考にして安全に作ろ』
他のペアを見てもいまいちピンとこず、私は自分のケーキに集中した。
泉「A、俺がそれするから盛り付けのフルーツ切ってくれる？」
A『あ、うん！』
泉にボウルを渡して、包丁とフルーツを手に取る。そっと横を見ると、ｼｬｶｼｬｶと手際よくクリームを泡立てる泉が目にはいった。
(やっぱ泉カッコいいなぁ…絶対私より女子力高いし〜…)
ちょっとだけジェラシーを感じながらも見とれていると、指先にチクリとした痛みがした。
A『あちゃー…指切れてる』
見ていなかったせいか、果物ではなく自分を切ってしまったっぽい。
(ティッシュどこだっけ、)
泉「ちょっとA、また怪我したの？」
A『え、あぁ…うん…ちょっと切った』
傷に気がついた泉の視線が痛い。
(朝、絆創膏もらったばっかなのに呆れてるだろうな…)
A『だ、大丈夫だよ？』
泉「そういう事じゃないでしょ、ほら」
すいっと手が差し出される。
(？もしかしてまた絆創膏くれるのかな？)
そう思って手を差し出す…と。
泉「……」
泉は、ぱくっと私の指を自分の口に入れた。
A『え、え、え、え！？！？』
突然のことに頭がフリーズする。
A『ななななな何してんの！？』
泉「…？何って、指から血が出てたから応急処置」
あっけらかんと言う泉と対照的に、私の頬は止まることなくどんどん熱を帯びていくのが分かった。
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M!LK(プロフ) - あおいさん» コメありがとうございます！確かにそれぞれのENDも見たいですね、、、！凛月や王さま、零や泉、それぞれキュンキュンできるように頑張りますね！引き続き楽しみに待っていてください！ (2020年3月12日 16時) (
レス) id: 1b4521cc4b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - う〜ん！いろんなENDが見たくなっちゃいます！！！！凛月も王さまも泉さんも零も見たいです！！最新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年3月12日 2時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - さまこ人間失格さん» さまこさんありがとうございます〜！楽しみが半減しちゃうかもしれないので言えませんが、、、楽しみにしててください！もっと早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
さまこ人間失格(プロフ) - すごく面白いです！個人的に瀬名先輩と夢主がよりを戻すのを期待しています！更新待っています！頑張ってください！ (2020年3月10日 23時) (レス) id: 97a76333d2 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - はやみんさん» はやみんさん、コメントありがとうございます！頑張ります〜♪ちなみに使わせて頂いた言葉はミゲル・デ・セルバンテス という方のものです！ (2020年2月27日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M!LK x他1人 | 作成日時：2020年1月19日 13時
