××くんの彼女は〇〇ちゃん。せかんど (ページ28)

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お誕生日こーる。at天然ちゃんページ28

早朝。急にAから電話がかかってきた。

とも｢もしもし？｣

A『とも、お誕生日おめでとう！！』

そうや、今日俺誕生日やん！

とも｢すっかり忘れてたわ…｣

A『とも誕生日とかちゃんと祝って欲しい人やと思ってた！』

とも｢いやいや、気持ちだけで十分嬉しいから(笑)｣

A『ふーん。あ、せや、今日ね、ケーキ作ってん！ともの好きなチョコレートケーキ！』

とも｢おお、それは楽しみ！｣

A『あとさ、ともさ、ドラム最近やってるやん？やからね、太鼓用意した！』

とも｢ちょ、ちょっと待って、太鼓ってどの太鼓？｣

A『え、祭りとかで使うやつやろ！？小学校とかでやったやん！』

祭り、小学校。

とも｢…それ、和太鼓ちゃうん(笑)｣

A『え、和太鼓ってドラムに使わへんの？』

とも｢んー、ちゃうなぁ(笑)｣

A『えぇ！？ほんまごめん！！あ、それだけじゃないんよ、イヤリング買った！』

とも｢イヤリング？待って、俺穴使うのピアスやわ(笑)｣

A『あ、ピアスや！そっちはピンみたいなやつ！』

こっちは安心やわ。(笑)

とも｢ありがとう。(笑)和太鼓も楽しみにしてるわ(笑)｣

てか、和太鼓どうやって持ってくるんやろうか。(笑)

とも｢あの、さ、和太鼓ってどうやって持ってくるん？｣

A｢えっとね、放課後ケーキと一緒に持ってく！｣

とも｢え、いけんの？｣

A｢うん、自転車でいける！｣

さすがに和太鼓無理やろ！？

A『いけるいける！』

そして、放課後になって、Aが家に来た時、和太鼓なんて持ってなかった。

A｢はい、太鼓！｣

太鼓。それは、キーホルダーやった。

A｢私の手作りやで！さすがにドラム全部分の作るの大変やったから、これやったらいける！って思って作ったんやけど、間違ってたんか…｣

とも｢和太鼓でも、めっちゃ嬉しい。ていうか、こうやってAがここにいてくれるだけで、俺のそばに居てくれるだけで嬉しいから。やから、これからもずっと一緒におって｣

彼女から貰ったものなら、なんでも嬉しいと思えた誕生日だった。(笑)

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神ちゃんお誕生日おめでとうございます！！