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翌日、私は祥吾に連れられて病院へ来た

いつもよりも早めに呼ばれて診察室へ入る

一通り診察を受けて、他に何かありますかと聞かれた


貴「…あの、睡眠薬が欲しいんです」

「睡眠薬?また眠れないんですか?」

貴「そうなんです。だからその…処方してほしくて」

「分かりました」


…良かった、これで処方しないって言われたらどうしようかと思った

診察が終わり、祥吾の隣に腰を下ろす

その時、きちんと戻ってきた私を見て祥吾が安堵したように見えた

本当に一瞬

だから確信は持てない

……そんなに、いなくなってほしくないのかな

あーあ、何でそんな顔するんだよ

閉じ込められるなんて絶対に嫌だったのに

そんな顔されたら嫌だなんて言いづらい

色々考えていたら会計で呼ばれた

祥吾が払ってくれて、2人で薬局へ行く

そこで薬を処方してもらい、薬局を出て家へと歩いていた

そうしたら突然、声をかけられた


高「A!」

貴「あ、れ?高尾?」

高「久しぶりだな、元気してたか?あ、真ちゃんもいるぜ」

緑「久しぶりなのだよ」

貴「久しぶり、元気だったよ」

灰「…シンタローかよ」

緑「灰崎か…。お前ら…そういう?」

貴「え?あは、違うよ。幼馴染のままだから」

緑「…そうか」

高「あれ?灰崎?」

灰「あ?」

貴「私の幼馴染。話したことなかったっけ」

高「え、なにお前ら幼馴染なの⁈」

貴「そうそう」

高「へ〜!あ、俺は高尾和成。Aと真ちゃんと同じ高校だったんだ」

灰「あー、なるほど」

高「それにしても幼馴染かぁ…あ!真ちゃん、時間ヤバくね⁈」

緑「…ああ、じゃあな。俺たちは行くのだよ」

貴「おう」

緑「………大丈夫か?」

貴「ん?何が?大丈夫だよ」

緑「…それなら良い」

高「真ちゃん、行こ!じゃあな2人とも!」

貴「おー、またな」


別れの挨拶をすると2人は急いで何処かへ行った

あの感じだと宮地さんたちと何かあるのだろうか


灰「…おい」

貴「なに?」

灰「……何でアイツらに言わなかった。俺に閉じ込められてるって言ったらお前の方が断然信じてもらえるだろ」

貴「だからだよ。私が少しでも仄めかしたらアイツらは他の奴にも相談しそうだ。…赤司辺りに。そんな事したらお前、勝てないだろ?」

灰「…勝てねーよ。勝てねーんだからお前が言えば逃げられたかもしんねーだろ」

貴「…お前は私を逃がしたいのか閉じ込めたいのかはっきりしろよ」

灰「そう…だな」

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碧夜叉 - 清香さん» ヤンデレも良いですね!好きですよ! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんが安定で安心しました笑 可愛いと言ってもらえて嬉しいです! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 瑠羽さん» 大丈夫ですよッ!怖くないです…! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
清香 - もしやヤンデレ発動とか? (2018年7月2日 21時) (レス) id: cd0a855dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の恩人みたいなキャラでもあるからどんな祥吾様でも愛してる (個人的に)なんか逆に可愛い (2018年7月2日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年6月17日 1時

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