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それからは、家の中を片付けたり、お花を植え替えたり、修造くんと内見に行ったりと、引っ越しの準備を進めていった

そして2人で家を決めて、引っ越して、やっと新生活も落ち着いてきた

毎朝隣に修造くんがいて、見送って、夕方に帰ってくる

夜も寝る時は隣にいて、可愛い寝顔を見せてくれる

今、すごく幸せだわ、私


虹「ただいま」

貴「おかえりなさい」

虹「………やっぱり良いな、いつも家にいるの」

貴「ふふ、私も毎日修造くんと会えて嬉しいわ」

虹「…あのさ、Aさん」

貴「どうしたの?」

虹「明日、俺休みなんだけど」

貴「ええ、知ってるわ。何処か行く?」

虹「………役所」

貴「役所…?」

虹「そろそろ籍、入れようぜ」


籍……

…籍、てことは………

言葉の意味を理解して驚いていると、修造くんが小さい箱を渡してくれた

ぱか、と開けてみると、そこには指輪が2つ収まっている

シルバーのシンプルなデザインの指輪


貴「………プロポーズを2回受けるなんて、私は贅沢者だわ」

虹「…はは、Aさん泣きそうになってる」

貴「嬉しくって、つい……」

虹「……2回目のプロポーズ、受けてくれる?」

貴「…当たり前じゃない」

虹「………良かった。じゃあ左手出して」

貴「ええ」


修造くんが私の手を取ると左手の薬指に指輪をはめた

キラキラしていて、綺麗

……でもサイズがぴったりだわ


貴「私、指のサイズを教えたかしら……?」

虹「Aさんが寝てる時に測った」

貴「え、さ、さすがに気づくと思うんだけど」

虹「……Aさんは知らないかもだけどさ、Aさんって1回寝るとちょっとのことじゃ意外と起きねぇよ?」

貴「あら…そうなの……」

虹「…ね、これ俺につけて」

貴「……ええ。じゃあ、手を借りるわね」


今度は私が修造くんの手を取って、指輪をはめる

……お揃いの指輪


貴「………ふふ、明日はこれをつけて婚姻届を出しに行きましょうね」

虹「ああ。でも具合が悪かったらちゃんと言えよ」

貴「あら、自己申告はきちんとするわ」

虹「無理するときもあるから心配なんだよ」

貴「…心配性ね。大丈夫、約束するわ」

虹「…ん」

貴「今日は一緒にお風呂に入りましょうか」

虹「入る」

貴「じゃあ先にご飯を食べましょう」

虹「あ、手伝うぜ」

貴「ありがとう、助かるわ」

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碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - マリイさん» ありがとうございます〜〜!!嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高過ぎる碧夜叉さんの虹村さん (2019年4月3日 23時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉様の虹村さんカッコイイ 最高//// (2019年4月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月19日 1時

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