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訝しげな目を祥吾に向けられる

何だか悟られそうでふいっと目を逸らす


灰「……姉ちゃん、薬飲めよ」

貴「…ん、そうね」

灰「ゼリー食ってからな」

貴「ええ…」


渡されたゼリーをスプーンで掬って食べる

じっと修造くんに見つめられた


貴「えっと…あの、そんなに見られると食べにくいんだけど」

虹「気にしなくて良いから食べて良いぜ」

灰「食べにくいっつってんだろ」

貴「食べたいの?」

虹「いや、いらねぇ」

貴「じゃあどうして…」

虹「いいから」


そう言う修造くんに押されて、私は仕方なく食べ進める

その間もじっと見ていて、落ち着かない

……何かしら…


貴「あ、あの…」

灰「……姉ちゃんの食うとこ見てて楽しいか?」

虹「え?めちゃくちゃ楽しい」

灰「変わってんな…」

虹「…何か食ってるAさんってえろいじゃん」

貴「え、」

灰「……アンタのフェチな話なんて知らねーよ」

虹「口とか、喉とか」

灰「…やめてやれ、姉ちゃんが真っ赤になってる」


な、何を言い出すの?

修造くんったら…本当………何を…

しかも祥吾もいるのに…


貴「……そんな事を言われたら食べづらいじゃない…」

虹「気にすんなよ、何もしねーし」

貴「そ、そういう問題じゃ…」

虹「食わねぇと灰崎に怒られるぞ」

貴「あ…」

灰「…別に怒りはしねぇよ」

貴「た、食べるけど…あまり見ないで」

虹「んー、善処するわ」


そう言いつつ目を逸らそうとしない

…………すごく食べづらいけど、仕方ないわ…

私が一口食べる度に修造くんが少し嬉しそうな顔をする

…も、もう……何なの……


灰「…そんなに良いわけ?」

虹「良いぜ?つーか、食べてるAさんって生きてる感じがしてちょっと感動する」

貴「い、生きてるわよ…毎日…」

虹「だって綺麗であんまり生気を感じないっていうか…食べ物食べてると、ああ人間だ、生きてるって思えるから好き」

貴「…変わってるわよ、本当に……」

灰「いや、俺は少し分かるわ」

貴「祥吾まで…」

灰「いつも動いてるし話してるけど生気がなくて綺麗すぎるから、人間味がないんだよな」

虹「それ」

灰「食ってる姿見ると俺たちと同じのかって思える」

貴「2人とも私を何だと思ってるのよ…ただの人間よ?」

虹「分かってるけど、食ってる姿は安心する」

貴「わからないわ…」

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碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - マリイさん» ありがとうございます〜〜!!嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高過ぎる碧夜叉さんの虹村さん (2019年4月3日 23時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉様の虹村さんカッコイイ 最高//// (2019年4月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月19日 1時

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