10 人の不良達。３ (ページ8)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:162,646 hit

Story 104 ページ8

松倉海斗の腕をおろして凜華の手首を掴む

海「行くぞ。」

凜華「え…海斗…」

ガラッ

ピシャリ

図書室を出て廊下を歩く

少し歩いたところで立ち止まって凜華の手首を離す海斗

海「…」

凜華「…海斗…？怒ってる…？」

海「…すげぇ怒ってる。」

振り返らずに言う

凜華「…え…？」

海「なんであそこで無理にでも振り払って逃げなかったんだー、とか。もう１人の海斗くんの方が良くなっちゃったのかなー？、とか。」

凜華「…今日の海斗すごい意地悪…」

俯いてしゃがみこむ凜華

その前にしゃがんで

海「…嘘。」

凜華「えっ？」

チュッ

顔を上げた瞬間にキスをされる

海「引っかかった。(ﾆｺｯ」

凜華「か、海斗…？///」

海「全然怒ってないよ。(ﾆｺｯさっきも言ったけど心配しただけだから。(ﾆｺｯ」

凜華「…海斗…ごめんね…？」

海「良いって。(ﾆｺｯ怖かったよな？俺こそごめんな？」

ポンポン

松倉海斗とは違う頭の撫で方

凜華「…」

じわりと涙が滲む

海「ほら、泣かないのー笑」

少し溢れそうになった凜華の涙を親指で拭う

凜華「んー…ほんとに怒っちゃったかと思った…許してくれないかも、って…」

海「だから大丈夫だってｗあ、でも…１つ聞かせて？」

凜華「…何…？」

海「あの松倉ってヤツは…ほんとにただの友達なんだよな？」

凜華「…そうだよ…？だからこれからも仲良くしたいし…」

海「仲良くすんのは良いけど仲良くしすぎんのはダメ！」

凜華の両頬を軽くつねる

凜華「にゃんで？ほんほにただのともらちだぉ…？(なんで？ほんとにただの友達だよ？)」←

海「ただの友達でもダメなもんはダメ！凜華が「ただの友達」としか思ってなくてもあっちは絶対そうは思ってないんだから。」

凜華「…んん…はぁい…」

海「よし。(ﾆｺｯお利口さん。(ﾆｺｯ」

ポンポン

両頬から手を離してまた頭を撫でる

海「じゃあ今日は俺ん家行こっか？」

手を繋いで立ち上がり歩き出す

凜華「ほぇ？なんで？」

海「初めては凜華ん家だったから２回目は俺ん家。(ﾆｺｯ意味分かるよな？(ﾆﾔｯ」

凜華「わ、分かんないよ…///」

海「今度は凜華が嘘つきだ。(ﾆｺｯ」

チュッ

凜華「…///」

海「これの続き。良いね？(ﾆﾔｯこの間みたいに今回は優しくしないかんな？(ﾆﾔｯ」

凜華「は、はぃ…///」

この後宮近家で凜華がどうなったかはみなさんのご想像にお任せします←