10 人の不良達。３ (ページ46)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:162,643 hit

Story 142 ページ46

勇太が「る」と同時に玄樹のケータイを見る

～♪～♪～♪

はかったかのように鳴り響く着信音

(人1)・穂花・舞・勇・玄・優・顕・海『おぉ～』←

穂花「待った待ったｗ違う人かもしれないｗ」

優「負けず嫌いかよｗ」

顕「誰？玄樹」

玄「普通に桜ｗ」

顕「すげー笑」

海「凜華天才♡」

凜華「ありがと♡」

舞「イチャイチャほっといて出てみなよ。笑」

玄「うん…笑」

ピッ

玄「もしもし？」

桜「…玄樹…？」

玄「…ちょっと待ってね。」

桜のか細い声に自分の部屋へと移動する

ガチャ

バタン

玄「ごめんね。良いよ？」

優しい声になる玄樹

桜「…玄樹…私…お見合いすることになるかもしれません…」

玄「…えっ？」

桜「今日…２人で会ったんですけど…私、玄樹のことばっかり考えちゃって…っ…」

だんだん涙声になり言葉が詰まっていく桜

玄「桜…」

桜「だけど、すごく…すごく良い人で…っ…優しくて…私のことちゃんと考えてくれる人なんです…っ…だから…中途半端な自分が…悔しいというか…っ…な、情けなくて…っ…申し訳なくて…」

玄「…うん。」

頷くことしかできない玄樹

桜「玄樹…っ…？」

玄「…ん…？」

桜「私…っ…玄樹のこと好きです、大好きです…っ…」

玄「僕も桜のことすっごく大好きだよ。」

桜「…ぃ…た…っ…」

玄「え？ごめん、聞こえないや…」

桜「…会いたい…っ…」

玄「…」

ブチッ

桜「え…？」

急に切られた電話に驚く

桜「…嫌われちゃった…かな…」

切ない笑いが込み上げる桜

また違う場所へ電話をかける

桜「…もしもし？桜です…お見合いの件ですが…謹んでお受けいたします…。」

玄「…」

切った電話を見て決心する玄樹

玄「ねぇ！」

みんなが集まる場所に戻って言う

勇「あ、玄樹。」

(人1)「桜なんだって？」

玄「お見合い…多分するって…」

穂花「え!?」

優「まじ!?」

玄「(ｺｸﾝ…」

頷く玄樹

舞「どうすんの？玄樹」

玄「え？」

顕「玄樹次第だけど。」

玄「…行くに決まってる。ただ、桜には言わないで。」

海「えっ…なんで？」

玄「サプライズ。(ﾆｺｯ」

凜華「イケメンじゃんｗ玄樹ｗ」

勇「行ってら！連れ戻してこいよ！」

(人1)「じゃねぇと許さねぇかんな！」

玄「ありがとう！行ってきます！」

みんなから背中を押されてオーストラリアへと飛び立った玄樹だった

桜のお見合いの日当日

～in 桜～

桜「失礼いたします。」