10 人の不良達。３ (ページ42)

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Story 138 ページ42

(人1)「ぜってぇ言ってやんねぇ…///」

勇「じゃあずっとこのまんまだけど。」

(人1)「…ズルい…///」

勇「どうすんの？何にも言わないとここで襲っちゃうけど。(ﾆﾔｯ」

(人1)「…！///…い、一緒に…買い物行って下さい…///」

勇「はーい♪」

手首ドンをした手をそのまま繋ぐ

(人1)「…勇太嫌い…///」

勇「俺は(人1)好き♪」

(人1)「ウザい///笑」

勇「愛情表現か♪俺のこと大好きなんだねぇ♪」

(人1)「そうだよっ？」

勇「えっ？」

思わず立ち止まる

(人1)「私大好き。勇太のこと。」

勇「…な、なんだよ///急に…///」

(人1)「たまには立場逆になってみたかったの。笑」

勇「あ、そうですか///笑」

再び歩き出すのだった

そして買い物が終わってスーパーを出る

勇「ん。」

(人1)「？何？」

勇「荷物。」

(人1)「良いよ、別にｗそんな重くないし。」

勇「良いから、ほらっ」

ヒョイッ

軽く(人1)から買い物袋をひったくる←

勇「お前女だろ？」

(人1)「…(ﾆｺｯありがとう。(ﾆｺｯ」

さりげない女の子扱いに嬉しくなる

勇「いいえ。(ﾆｺｯ」

お「ちょっとそこのお兄さんとお姉さん！」

(人1)・勇「「え？」」

(人1)「私達…ですか？」

店の外でやっていた福引き係のおばさんに声をかけられる

お「そうよ！ねぇ、レシート持ってない？」

勇「レシート？…これっすか？」

勇太が会計時に貰ったレシートをおばさんに渡す

お「そうそう！これこれ！…あら、良かったわねぇ！１回引けるわよ！」

レシートを眺めて顔が明るくなるおばさん←

(人1)「そ、そうなんですか…笑」

勇「わざわざありがとうございます…笑」

お「良いのよぉ！ほら、お姉さん引いたら？」

(人1)「あ、じゃあ…失礼して…笑」

ガラガラ

少し遠慮気味に福引きを引く

コロンッ

出た玉の色は赤

(人1)・勇「「…？」」

顔を見合わせる２人

カランッカランッ

お「おめでとう！お姉さん達！当たりよ！」

(人1)「えっ!?」

勇「うっそ…すげぇじゃん、(人1)！」

お「はい！２等のオーストラリア旅行よ！あ、だけどね、残念。ペアチケットじゃないのよ…」

(人1)「…良いんです…」

驚いた表情のままオーストラリア旅行を見つめて言う

お「え？」

勇「むしろ１人で良いんです！」

お「あ、あら…そ、そうなの？」

(人1)「はい！」

勇「ありがとうございました！」

受け取ったオーストラリア旅行を大事に抱えてたまり場へ走り出す２人だった