君はプログラム。 (ページ4)

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2.千桂ページ4

千「うわ、じゃねーよ。新学期始まってそうそう人のこと変態呼ばわりってどうなんだよー」

いきなり現れてそう言うとドカッと私の隣の椅子に座った。

「本当のことじゃん」

千「タラシじゃねえもんー」

ニヤニヤしながら話すこいつは千桂。私の所有するプログラムで物凄くうざい。うざい。
並大抵の罵声じゃものともしないドSでなにかあるとちょっかいを出してくる。
おまけに…

千「んで、夢生ちゃん久しぶりだねー。元気してた？春休み入って家帰ったみたいで会えなくて寂しかったよ」

夢「わ、す、すみません；」

女好きで可愛い子がいるとすぐに話しかけに行く。前に1度、「お前って本当に女好きだよね」って言ったときは「本命は伊宇ちゃんだし、これはキャラ作りだから！」って清々しいほどの笑顔で言われたときは鳥肌がたった。
どう見ても本心だろ…

そんなことを考えながら千桂を睨みつけてるとそれに気づいた千桂が「嫉妬?」とニヤついた顔で言ってきた。

「ちっがう！！」

私がそう怒って朝食を食べ始めると「ははは」と笑ってまた夢生に話しかけ始めた。

千「あれ、あのおチビくんは？」

夢「ああ、さっきプログラム用自販機に飲み物を買いに…」

？「いるよ」

ｶﾞﾀｯｯ

……千桂が椅子から落ちかけた