スライムと不思議なモンスター【転スラ】×【ポケモン】 (ページ2)

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レベルがあがった！ページ2

「なんでこの世界にイーブイが…？
しかも色違い！しかも2匹！！」

取り敢えずテンペストの自室に連れて帰り
ジーと観察する

ソウエイ達や大賢者さんに聞いてみたりしたが
こんな生物初めて見たという

「いぶい！」

メスの方のイーブイがにこにこしながらこちらに寄り
擦り寄ってきた
少し撫でてやれば嬉しそうな鳴き声をあげる

「……」

もう1匹のオスの子はこちらを警戒しているようで
少し離れたところからこちらを伺っていた

「お前らも、もしかして転生してきたのか？」

「ぶい？」

「…」

「分かんないよなぁ」

遊んで！！とアピールしてくるイーブイの
可愛さに負けてその日は深く考えず沢山遊んだ

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「いーぶい！！」

「…ぶい！」

「ほほほ、中々伸び代がありますぞ」

イーブイ達がテンペストに来て数日
すっかりここに慣れたメスイーブイと
少しだけ慣れてくれた様子のオスイーブイ

今日は気分転換に覗きに来たハクロウの稽古場で
稽古をつけてもらっている

元気いっぱいなメスイーブイは当然
いつもは大人しいオスイーブイでさえ
すばしっこい動きでスピードスターを放った

しかしハクロウはそれを刀で簡単に
はじいてしまう

イーブイがそれに驚く間に
死角に移動したハクロウは2匹を刀の持ち手で突き飛ばした

「…勝負ありだな」

イーブイは2匹ともグルグルと目を回して戦闘不能
回復薬を飲ませてやると二匹はすぐに立ち上がり
ハクロウに再戦すべく走っていった

「ほぅ、その意思素晴らしいですな
　誰かさんにも見習ってほしいほど」

ギクっと冷や汗をかいて目を逸らすゴブタ
あ、お前サボってたな