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2話 ページ3

北京に向かう飛行機の中。
私は一人、狭いシートに腰掛けていた。
ふー、初めての一人飛行機、緊張する…

私の叔母は、独身で、中国の大学で日本語を教えている。
そんな叔母から毎年夏休みになると「遊びに来ない?」と招待が来る。
そして毎年恒例の家族旅行として中国へ行っていた。
今年は、父母が揃って抜けられない仕事、姉は就活やら論文やらでとても旅行できる余裕なんてない。
ということで私一人だけが行くことになった。
かなり不安だったんだけど、叔母さんっ子でありしかも本場の中華料理が好きな私は行くことを決めた。

「間も無く離陸します」

アナウンスが入る。
しばらく暇だ。宿題でもしていよう…。
高校に入ってから鬼畜な量の宿題が出るようになったため旅行だからってサボっていられない。しかも、この旅行、2週間を計画してるんだから。

〜数時間後〜
「乗客の方々にお知らせします。ただ今風がものすごく強くなってまいりました。機体が揺れる可能性がございま」

アナウンスが突如途切れた。
そして、機体が大きく揺れ、横倒しになった。
私が最後に見たものは、眼下に広がる青い海だった。

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作者名:まいまい | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年1月29日 21時

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