第８６振 大事な話←双子神にするの忘れた…後でしておかなきゃ ページ42
Aside
ーーひとしきり、短刀ちゃんたちと遊び、審神者部屋に戻ってきた。…さてと、ちゃんと話さなきゃね。この子を、悲しませる事になるけど。それを踏まえて、言わなきゃいけないから。
A「貴方の本丸にあった折られた刀、私の意思で此処に持ってきてるの。折れた刀を治すのに、貴方の力を貸してほしい。私の小宇宙だけじゃ、全部を治すには足りないの。後で、双子神にも頼むつもり」
「双子神も、此処に居るんですか??」
A「えぇ。あまり良い思い出はないだろうけど、あの２人、結構優しいのよ??」
優しいと言うよりは、私に甘いのかも。私と言うより、ペルセフォネに対して、ね。
「折られた刀剣たちを治して貰うのに、なにも言いません。前の事も…なにも…」
A「なにか言われても、私が言い返してあげるから。…手入れ部屋に置いてあるの。後で確認してくれる??その後、双子神に頼んで来るから」
「わかりました」
手入れ部屋に向かったあの子を見届け、厨に顔を出す。みっちゃんがなにを作ろうかと、悩んでいる所だった。
A「みっちゃん??どうしたの??」
燭台切「あぁ、荷葉。夕餉なんだけど、なにが食べたい??」
A「今日は…そうね、うどんが食べたいかな。きつねうどんが良い!!」
鳴狐さんや小狐丸さん、お供の狐ちゃんやこんちゃんが喜びそう。…あっ、お稲荷さん作ろうかな。
A「みっちゃん、稲荷寿司作りたいから、後で厨に来ても良いかな??」
燭台切「良いけど、手伝おうか??」
A「一応、短刀ちゃんたちと作ろうかなって。誘ってみないとわかんないけど。…でも、歌仙さんや清光を誘ってきてくれる??つまみ食いしそうな男士は、誘わなくて大丈夫だから。包丁くんは…、…まぁ、可愛いから良しとして」
良いんだ、と言うみっちゃんの突っ込みを聞こえないフリして聞き流し、襷を取りに審神者部屋に。長谷部さんには声を掛けてあるから、後で来てくれるだろう。ご飯を炊かなきゃいけないし、先に厨へ行っておこう。私が厨に来ると、歌仙さんが来てくれていた。
歌仙「話は聞いたよ。米を炊く準備をしてるから、出来てるものを仕掛けてくれるかな??」
炊飯器のスイッチをポチっと押す。…さて、早炊きでも多少は時間が掛かるからね。お酢やらあげやら、要るものを用意しとこう。
A「あっ、足音。皆来るの早いわね」
そこそこ準備をして、清光たちを迎え入れる。来てくれるの早いわね。助かるけど。
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作者名：葦原 さくら | 作成日時：2018年4月13日 9時
