私、トリップしました２【刀剣乱舞】

第６７振 寂しい←でも、貴方たちが居るから ページ23

Aside

ーー還っていった。なにも言わず、手紙だけを残して。…お別れくらい、させてくれても良かったじゃない。２人が手紙なんて、らしくないよ。…また会える時まで、待っていてね。

A「追い返そうとか思っていたんだけど、いざ居なくなると、寂しいのね」

こんのすけ「A様、彼方に帰りたいのでございますか??」

彼方に??帰りたくないと言えば、嘘になる。だって、私の魂は彼方のものだから。

A「いつか、そうなればと思っているわ。…でも、私は皆と離れたくない。だから、あの２人だけで還って貰ったの。…そう言えば、こんちゃん。見習いは、もう来ないわよね??」

あれから１日しか経ってないけれど、此方としては、もう来てほしくない。私もそうだけど、皆の意見でもある。

こんのすけ「…申し上げにくいのですが、期間中ですので。今度は、乗っ取りの心配はないかと思われますが…」

A「思われますが…??」

こんのすけ「…A様が、お気を付け下さいませ。此度の者は、少し…いえ、かなり危なそうな男ですので」

男!?…審神者名、聞いても良いかな??

A「…こんちゃん、対策を練るから、名前を聞いても良いかな??」

こんのすけ「審神者名は、白檀(びゃくだん)。この男、女好きですので。お気を付け下さい」

なら、男ばかりの本丸に送れば良かったのではないかしら??白檀…お香の名前ね。私も人の事を言えたものではないけれど、他にも名前があった筈なのに。私は好きだから良いけれど。

三日月「A、少し良いか??」

A「三日月さん。どうしたの??」

三日月「…見習いだと言う者が、来たのだが…??」

こんちゃんをガン見。明日とお伺いしておりましたが!?と、慌てている。手違いかしら??

A「わかった。こんちゃん、話は後ね。私はその人を見に行ってきます。三日月さん、付いてきて」

三日月「あいわかった」

本丸の入り口に、審神者服を着た男性が立っていた。若そうだ。私と似たり寄ったりかしら??

白檀「初めまして、審神者名・白檀です。宜しくお願いします」

んん??普通そうじゃない。こんちゃんの気のせいなんじゃないかしら??

A「初めまして、この本丸の審神者・荷葉です。明日からだとお伺いしておりましたが、なにか手違いが??」

白檀「えっ、そうでしたか??俺は今日だとばかり…。すみませんでした!!」

…考えすぎかしら。この子なら大丈夫そうだけど…、一応警戒はしといた方が良いのよね…??

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