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赤「こたき、おれ、がくやもどりたくない、」
桃「え、なんで？」
赤「おれがわるいのはわかってんねんけど、おこられるのいや、」
桃「ほなさ、しげが今日遅れた理由俺から話してもええ？」
赤「それはあかん、」
桃「ほな自分で言える？」
赤「っ、いえへん、」
桃「ほな俺が言うよ。体調悪かったんなら仕方ない。連絡してくれたらよかったのにっては言われるかもしれへんけど、きっともう怒らへんよ。」
しげが体調悪いのとことん隠し通したい人なのは分かってるけど。
桃「ほな、一旦楽屋戻るな。」
なにか言いたそうにじ、と俺を見つめてくるしげ。
桃「大丈夫、すぐ戻ってくるよ。」
そう言って頭を撫でて、俺は楽屋へ戻った。
橙「あ、帰ってきた。ってあれ、しげは？」
桃「トイレ。」
黄「えっ、なんで？」
桃「しげ、体調悪いんやって。今日遅れたのもそれが理由。」
紫「え、そうやったんか。」
怒りすぎたかも、気付かへんかった、なんてちょっと申し訳なさそうな顔をするお兄ちゃん3人。
緑「のんちゃん、しげ大丈夫そう？」
桃「うーん、暫くはトイレから出られなさそうかな。」
青「望、これしげにあげて。」
と、流星が渡してきたのはさっきまで流星が持ってたほっかほかのカイロ。
桃「ん、渡しとく。ありがとうな。」
自分の上着も持って、またトイレに戻る。
桃「しげ、ただいま。」
赤「おそい、」
桃「ごめんごめん。これ、流星から。」
赤「りゅうせぇ、」
流星からのカイロを渡せば、大事そうにぎゅっと握りしめるしげ。
身体冷えるとあかんし、持ってきた上着をしげの膝にかけてあげる。
赤「こたき、ごめん、」
桃「ええってええって。」
それからしげがトイレから出られたのは数十分後。
水分を出しまくってふらっふらなしげを支えながら楽屋に戻れば、お兄ちゃんたちが謝ってくる。
神ちゃんが水を買ってきてくれてたらしく、しげにゆっくり水分を取らせる。
しんどいなら横になればええのに、ずっと俺にぴたっとくっついてきてるしげ。
体調悪い時、しげは大抵口下手な甘えん坊さんになる。
あと、だいぶ素直になる。
いつものうるさい悪ガキしげが居らんくてちょっと寂しいけど、これはこれで可愛ええからよし。
しげのお腹が早く良くなりますように。
しげの笑った顔が早く見られますように。
無理しすぎちゃうしげやけど、たまには俺らにも甘えて欲しいな。
Fin．
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兎ﾉ助 - 死ネタいいなー。もっと書いて…グロとか…もっと… (3月19日 21時) (
レス) @page26 id: 0423cd7255 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» 気付かせて下さりありがとうございました、良かったです🥹わわっありがとうございます😭😭 (2023年3月21日 18時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
Fujitanatsuki14(プロフ) - なか/葡萄さん» ありがとうございますみやすくなりました✨主さんのお話大好きです (2023年3月21日 7時) (レス) id: a50b61fb57 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» コメントありがとうございます、目次訂正致しました。まだ分かりにくいところがありましたら具体的に教えていただけると嬉しいです。 (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - 由真さん» 分かりました！リクエストありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なか | 作成日時：2022年9月18日 12時
