※２６話．集団辞職 ページ41
。
辞表を提出した新兵達は
各幹部に呼び出されて長々と話し合っていた
友人「前々から辞めたいって思ってたんすよ」
友人「Aが辞めるなら俺も辞めますから」
友人「私達はAについて行きます」
集団面接のような雰囲気だが
それぞれが自由に発言していて場はかなり喧しい
ロ「いやいや、お前ら自分の人生やで？」
友人「はい、だから辞めるのも自由ですよね」
ロボロは勘弁してくれ、と頭を抱えて下を向く
友人「なにを悩んでいるんですか？」
友人「Aと同じようにすればいいだけや」
自分達もAと同じように
除名処分にしてくれ、辞めさせてくれと言った
ロ「…ほんまに辞めたいんやな？」
友人「はい、辞めたいです」
辞めるのは本人達の自由だ
それを止めたとしても
不満が溜まっていつか爆発するだけである
ロ「…わかった、辞表を受理する」
ロボロの部隊は新兵６名が辞職した
さらにゾムの部隊は３名
シャオロンの部隊では１５名の辞職が決定した
シャ「何でこんなことになったんやー！」
大「しゃあないやん、不満があったんやろ」
談話室で声を大にして嘆くシャオロンを
大先生が慰めるが、仕方ないでは済まされない
シャ「あいつどんだけ好かれてんねん！」
ロ「まぁ可愛らしい子やから人気者なんやろ…」
自身の部隊から辞職者を
出してしまったことは精神的にダメージである
ゾ「なにが悪かったんやろ…」
エ「ゾムさんのせいでは無いと思いますよ」
エーミールも優しくフォローするが
ゾムは完全に落ち込んで、机に伏せてしまった
コ「…」
皆の様子を見ていたコネシマは立ち上がり
談話室から飛び出して、ある人物の元へと向かう
きっとまだ荷物の整理をしているはずだ
コ「A！」
扉を蹴飛ばして開けると
丁度Aが荷物をまとめているところだった
「うわビックした、なんですか？」
振り向いたAの頬は相変わらず腫れている
コ「ほ、頬っぺ大丈夫か？」
「大丈夫じゃないですよ、めっちゃ痛いです」
荷物をまとめ終えると
重そうなトランクを持って立ち上がった
「通れないんで退いてください」
コ「あ、あぁ…すまん」
道を譲るとコネシマに目もくれず歩き出す
そんなAの後ろを着いて行くが
どんな言葉を口にすれば良いのかわからなかった
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巫 - どちらのエンディングも面白くて読むのがすごく楽しかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2022年9月1日 0時) (
レス) @page50 id: 8670c70d58 (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - どっちのENDも好きでした！！本当に好きです！！面白かったです！！ (2022年8月21日 1時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - おもろ！！？？この話おもろ！！！！えぇ↑！？（高音）大好き！！（錯乱） (2021年5月27日 0時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - 幹部ENDも復讐END、どちらも感想や思った感情は違いますが凄く好きです！ (2021年5月18日 7時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんちゃん - 復讐エンド爽快で最高でした〜！！！ (2021年3月15日 1時) (レス) id: 9d4e0b3c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年4月6日 16時
