※２０話．２度目の呼び出し ページ27
。
しばらく友人と話したあと
部屋に戻ってベッドに寝転んで本を読んでいた
鎮痛剤が効くまでは痛みに耐えなきゃいけない
だから別のことに集中して痛みを
忘れると同時に本を読んで眠たくなるのを待つ
「(……あ、効いてきたかも)」
15分くらいしたら痛みが落ち着いてきて
良い感じに眠たくもなってきたので本を閉じた
そのまま寝ようとしたとき、扉がノックされる
落ち着いた扉の叩き方からして
喧嘩中のコネシマでは無いことがすぐにわかった
友人ならば名前を呼びながらノックするだろう
「(別の幹部か、知らない一般兵か…)」
今から寝る予定なので
いつも通り無視しているとやがて静かになった
コネシマならここで扉を破壊しようとするが…
「(お、諦めたな…)」
別の幹部や見知らぬ一般兵が
そんなことするはずもない、安心して眠れる
寝返りをうち、壁側を向いて目を閉じた
ショ「なんや、居るやないですか」
突然聞こえてきた声に驚いて飛び起きると
ショッピが扉を開けて室内の様子を覗いている
「は？なんで扉開いて…」
そこまで言って手に持っている鍵が視界に入った
ショ「コネシマさんから鍵渡されました」
いや、なに勝手に合鍵作っとんねん！
と思わずツッコミそうになったがぐっと堪える
「…何の用ですか」
ショ「直ちに総統室に来い、だそうです」
呼び出されるだろうなとは思っていたが
まさか総統室に行くことになるなんて予測不可能
ショ「軍服に着替えたら出てきてください」
ショッピはそれだけ言うと部屋の扉を閉めた
総統室に呼び出されるなんて初めてで
数秒間思考が停止したがすぐに軍服を手に取る
Aもさすがに逃げられないと思ったのだ
「(ショッピさんが来るんか、驚いたわ)」
面倒くさがりっぽいショッピが来るなんて…
まぁ隊長であるコネシマと喧嘩中なので
仕方なく副隊長が迎えに来たって感じだろうけど
軍服に着替え終わり舌打ちしてから部屋を出る
ショ「それじゃ、行きましょうか」
「…はーい」
廊下にはショッピが待っていて
やっばり逃げ出さなくて良かったな、と思った
ショッピの背中を見ながらのんびり廊下を歩く
「(総統室か〜、初めて行く気がする)」
初めて行く総統室に
少しの緊張と大きな期待を胸に秘めていた
「(総統室ってことは除名処分確定やな！)」
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巫 - どちらのエンディングも面白くて読むのがすごく楽しかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2022年9月1日 0時) (
レス) @page50 id: 8670c70d58 (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - どっちのENDも好きでした！！本当に好きです！！面白かったです！！ (2022年8月21日 1時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - おもろ！！？？この話おもろ！！！！えぇ↑！？（高音）大好き！！（錯乱） (2021年5月27日 0時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - 幹部ENDも復讐END、どちらも感想や思った感情は違いますが凄く好きです！ (2021年5月18日 7時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんちゃん - 復讐エンド爽快で最高でした〜！！！ (2021年3月15日 1時) (レス) id: 9d4e0b3c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年4月6日 16時
